■テナント企業が複数入居可能な大型物流施設
大和ハウス工業は9月20日、中部地域での物流施設展開を加速させるため、静岡県富士市で静岡県初のマルチテナント型物流施設「DPL新富士」を竣工させ、10月1日より本格稼働させると発表した。
大和ハウス工業の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどの事業用建築を手がけ、物流施設については累計3,000棟以上を建築してきた。
2002年以降は、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、顧客の事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする大和ハウス工業独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始。不動産や金融など各分野のパートナーを組み合わせ、自社保有・ノンアセット・不動産流動化など物流不動産ソリューションを展開している。
これまで「Dプロジェクト」では、特定企業向けの物流倉庫であるオーダーメイド型のBTS型物流施設(※1)に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型物流施設を展開してきた。これまで手がけてきた「Dプロジェクト」は、全国で167ヶ所・総敷地面積約485万㎡(※2)に上る。
※1.BTS型(Build to Suit)型の物流施設とは、特定の顧客専用の物流施設のこと。
※2.2017年3月31日現在。建設中・売却物件を含む。
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