シチズンマシナリー(本社:長野県北佐久郡御代田町)は9月20日、重要拠点の一つである欧州の売上げ拡大を目的に、イギリスとイタリアの営業拠点拡大を図ると発表した。イギリスは来年秋に新たに営業拠点を開設し、イタリアは来春本社を拡大させる。
■イギリス・バーミンガムに営業拠点を開設
Citizen Machinery UK Ltd.は、ロンドン郊外のBushey(ブッシー)に本社があり、イギリス中部のバーミンガムにサテライトオフィスを設けている。バーミンガムは、イギリス有数の工業都市であり、自動車や航空機産業などが盛んなことから小物部品加工を行う企業が多く存在し、今後の販売拡大が見込める。しかし、現在のサテライトオフィスでは手狭なため、新たに土地と建物を購入、ショールームを設けた営業拠点を2018年10月に開設する。
ショールームでは、主力機種の展示はもちろんのこと、テストカットスペースを拡大させ、イギリス国内の拡販を推進。エンジニアも増員し、顧客に対するビフォアー・アフターサービスも充実させる。より迅速な営業活動に加えて、サービス機能も強化し、顧客対応力向上を図る。
所在地:Jephson House.Hurst Business Park,Brierley Hill
土地(敷地面積):約4,212㎡
建物(延床面積):約955㎡
投資金額:約200万ポンド(約2億8,000万円)
開設:2018年10月
■イタリア、本社・営業拠点の拡大
Citizen Macchine Italia s.r.l.は、イタリア北部のBergamo(ベルガモ)に本社機能と営業拠点を設け、営業活動に加えて、テストカットや客先仕様の対応も行っている。2016年の売上げは2013年比で倍増しており、イタリアの自動旋盤市場においてトップクラスのシェアを誇る。また、売上げ拡大に伴い従業員も増加しており、拠点として手狭になっていた。そこで、今後の事業拡大を見据えて、本社を現状の倍の広さの場所に移転・拡大し、2018年3月より新本社での活動をスタートさせる。
新たに本社内にショールームを併設し、テストカット・客先仕様対応など、顧客へのビフォアーサービス業務を充実させることで、増加している機械受注に迅速な対応をする。また、併せて倉庫機能も設けることにより、機械・部品の保管・運搬コストを削減、イタリアでの更なる事業拡大を図る。
所在地:Via Marconi No.47 Comun Nuovo,Bergamo
建物(延床面積):約1,730㎡
開設:2018年3月
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