■2019年度に地域売上1.5倍を目指す –
㈱島津製作所は9月19日、中国での事業体制を強化する取り組みの一環として、西安市の拠点である、島津企業管理(中国)有限公司の西安分公司を移転し、約1億5,600万円を投じて分析センターを新設すると発表した。これにより顧客サポート体制を強化するとともに事業拡大を図り、2019年度売上を現在の1.5倍にあたる20億円を目指す。
中国は、これまで沿岸部を中心に経済発展してきたが、近年は内陸部が急速に発展している。島津製作所の中国事業においては、沿岸部および内陸部市場の変化に対応してさらなる業績拡大を狙い、顧客サポート体制強化を目的とした、7拠点体制を推進している。
7拠点のひとつである西北地域の中心地、陝西省・西安市はこれまでの西部大開発プロジェクトの進展により急速にインフラ建設が進み、航空宇宙産業、IT産業、先端農業では、国を代表する産業基盤が形成されており、今後もさらなる発展が見込まれている。この成長市場を取り込むため、現在の拠点である、島津企業管理(中国)有限公司の西安分公司を2018年4月に移転し、顧客サポート体制を強化のため分析センターを新たに設置する。これにより2019年度には現在の1.5倍にあたる20億円の売上を目指す。
■7拠点:華北(北京市)・華東(上海市)・華南(広東省広州市)・華中(湖北省武漢市)・東北(遼寧省瀋陽市)・西南(四川省成都市)・西北(陝西省西安市)
<西安市拠点の概要>
名称:島津企業管理(中国)有限公司 西安分公司
住所:現/陝西省西安市南二環西段88号老三届世紀星大厦24層G座
新/陝西省西安市高新区錦業一路56号2幢1単元 501室(2018年4月入居予定)
人員計画:2019年度33名(2017年7月時点26名)
業績目標:2019年度20億円(2016年度13億円)
<分析センター(2018年4月設置予定)>
設置予定機種:クロマトグラフ10 台、質量分析計5台、光分析装置4台
顧客サポート:各種セミナー、ユーザートレーニングなど
総投資額:1億5,600万円(移転費、分析センター設置費、改装費など)