中国の大手建設機械メーカー、三一重工(本社:北京市)が8月30日に発表した2017年上半期(1~6月)業績によると、売上高は前年同期比71.2%増の192億700万元、営業利益は同849.7%増の16億500万元、株主に帰属する純利益は同746.7%増の11億6,000万元となった。営業活動による純キャッシュフローは、58億9,400万元であり、前年同期比279.2%増加した。6月30日現在、同社の総資産は591億6,000万元で、上場企業の株主に帰属する純資産は241億9400万元だった。
1元は約16.7円。
■取り巻く経営環境と取り組み
発表によると、2017年の前半は、世界経済の回復、予想よりも良い中国の経済、建設機械業界は深い調整のほぼ5年間後、2016年後半から急速な成長段階に入った。三一重工は、油圧ショベル、コンクリート機械、建設クレーン、杭打機械は大幅に成長した。より安定した軍事、高消防車、インテリジェントスラグカーなど新しいビジネスを突破するために、同社は「一帯一路」に沿ってマーケティングシステムの変革、海外事業の着実な成長の国際化を推進した。また、期限切れの支払い、在庫とコスト管理、会社のリスク意識と反リスク能力を強化して、より効率的で健康的かつ持続可能な経営と運営を強化した。
■製品市場の地位は安定、売上高は増加
2017年上半期、世界的ブランドのコンクリート機械の売上高は66億900万元。油圧ショベルの売上高は69億600万元、国内市場は7年連続トップ。2017はSY395H、SY365BH、SY750Hの3つの鉱山の油圧ショベルシリーズを発売するなど、大型油圧ショベルも高速で強化し、20%以上の市場シェアを更新した。建設クレーン、杭打機械その他製品も市場シェアを着実に向上させた。そのうち100トン以上のトラッククレーン、50トン以上のクローラクレーン製品市場では業界をリードした。
2017年上半期の建設機械は全機種が増加した。油圧ショベルが102.4%増加し、杭打機械は226.4%増加し、建設クレーンは69.8%増加した。収益性は前年同期比2.6ポイント上昇し、営業活動による純キャッシュフローは58億9,400万人元で、前年同期より279.2%増加した。
■国際事業は順調に進展
2017年上半期における国際事業は業界をリードし、前年同期比25.9%増の57.99億元。海外でのビジネス品質を継続的に改善し、インド、ヨーロッパ、中東、アジア太平洋地域で急速な成長を達成した。同社はしっかりと国際化、 中国政府の”一帯一路”政策に沿ってっ国際事業を推進していく。
報告期間中、三一重工は、海外市場およびサービス能力に対応する能力を高めるために、国際マーケティングシステム、調整された海外販売機関および責任分野の変革を促進した。
■品質は大きく改善
2017年上半期には、オペレーショナルリスクと品質管理にもっと注意を払い、売掛金、在庫とコストの管理と管理を強化し、財務構造を最適化した。
売掛金は前年同期の0.52から1.04に増加し、在庫回転率は前年同期の1.41から2.15に増加した。コスト・レートが6.3パーセンテージ・ポイント低下したとき、そのうち、財務費用は昨年同期より14.7%減少し、管理費は昨年同期より3.5ポイント低下した。2017年6月末現在、同社の資産負債比率は57.9%で、年初より4.1ポイント低下し、財務構造はより堅調に推した。
そのほか、軍事、高消防車、環境インテリジェントスラグカー、ビジネスインキュベーターなどの新規事業の推進を継続したほか、2017年6月、三一重工100%子会社である三一自動車製造(Sanyi Automobile Manufacturing Co.、Ltd.)は、中国造船業第75号研究所と「戦略的協力枠組み協定」を締結した。両社は軍用および民間の水陸両用水陸両用特殊設備 協力の意向に達するために、協力は土地設備から水設備産業に会社を促進する。
(注)三一重工の2017年通期予測は、上半期までの業績と中国建機市場の見通しを勘案して推測したものです。
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