第一精工、マレーシアに新工場建設、自動車の車載用センサなど生産

 第一精工(京都市伏見区)は8月8日、マレーシアに現地法人を設立、新工場を建設すると発表した。2018年10月から自動車の車載用センサ・関連部品及び民生用コネクタを生産する。

 第一精工は、自動車部品事業において、今後のビジネス拡大に備えるため、組織の再編成、設備製作能力の向上及び生産能力の増強を計画し、その早期実現を目指している。マレーシアには、1989年に現地法人MDI SDN. BHD.の設立を機に進出し、現在では、民生用コネクタの生産を行うとともに、自動車部品の海外生産拠点の一つとしての役割も担っていることから、今後の上記自動車ビジネス拡大に向けた生産能力の増強先に適当と考え検討してきたが、その規模や求める高い生産性並びに品質などを勘案し、新たに土地を取得し、工場を建設することにした。

<現地法人の概要>

商号:DAIICHI SEIKO (M) SDN. BHD.

所在地:No.1 Jalan Nadi Teknologi Perintis

資本金の額:少額資本金で設立後、2018年6月までに約20億円相当の増資を予定

設立予定:2017年8月

<新工場の概要>

事業内容:車載用センサ・関連部品及び民生用コネクタ等の生産

敷地面積:43,526㎡

延床面積:20,924㎡

着工予定:2017年10月

操業開始予定: 2018年10月

 ニュースリリース