井関農機、第2四半期(1~6月)売上は1.1%減の801億7,500万円

 井関農機が発表した8月10日に発表した2016年12月期第2四半期(1~6月)連結業績によると、売上高は801億7,500万円(前年同期比1.1%減)となった。

 国内は農機製品全体が前年並みとなったが、トラクタが好調に推移し、作業機、補修用部品、修理収入や施設工事の増加などにより、国内売上高は627億6,300万円(同2.4%増)となった。海外は、取引条件変更による影響があった北米の減少及びASEAN向けの出荷時期のずれによる減少などが響き、174億1,100万円(同11.8%減)となった。

 営業利益は、国内直系販売会社の収支構造改善効果やインドネシア事業の収益改善に加え、継続した経費の圧縮により、28億4,000万円(同62.2%増)、経常利益は、中国持分法適用会社にかかる持分法投資損益の好転や為替差損の好転などにより、33億7,500万円(同167.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に計上していた投資有価証券売却益や災損失がなくなったことなどから、21億9,500万円(同296.8%増)となった。

 井関農機2017年第2四半期データ

<国 内> 整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は169億2,100万円(前年同期比6.5%増)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は56億3,400万円(同10.9%減)、収穫調製用機械(コンバインなど)は54億8,600万円(同7.8%減)、作業機・補修用部品、修理収入は206億6,900万円(同5.2%増)、その他農業関連(施設工事など)は140億5,200万円(同4.0%増)となった。

<海 外> 整地用機械(トラクタなど)は111億2,400万円(同26.5%減)、栽培用機械(田植機など)は30億4,300万円(同6.9%増)、収穫調整用機械(コンバインなど)は10億3,900万円(同1,059.7%増)、作業機・補修用部品は12億7,900万円、その他農業関連は9億2,400万円(同53.6%増)となった。

 2017年12月期連結業績は、売上高1,605億円(前期比4.8%増)、営業利益40億円(同62.0%増)、経常利益41億円(150.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益29億円(237.8%増)となる見通し。

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