(株)ジェイテクトは8月4日、秋田県に自動車部品向けソフトウェア開発拠点「ジェイテクトIT開発センター秋田」の設立を決定、秋田県と立地協定を締結したと発表した。
高度運転支援、自動運転化への対応が急務となっている自動車市場において、ジェイテクトでもステアリングシステム、駆動系部品のより高度なソフトウェア開発を進めており、電子制御関連の技術者の人材確保が重要となっている。この背景を受け、優秀な人材の地元での就業機会を創出する「Aターンプロジェクト」を推進する秋田県で、ソフトウェア開発拠点を設立することにした。
これまで日本をはじめ、世界各地で培ってきた電動パワーステアリング、駆動系部品の制御技術を活かし、より高度なソフトウェア技術の開発を進めることで、自動運転化が広がる自動車産業の発展に貢献すると共に、秋田県での雇用創出と地方創生に貢献することを進めていく。
今後、ジェイテクトでは初の秋田県内の拠点として、高度運転支援、自動運転化に適応する自動車部品用ソフトウェア開発を進め、より高度な制御を要求される顧客からのニーズに応える製品開発を推進。また、ステアリングシステムのパイオニアとして、No.1&Only One の技術を提供し、秋田県の地元企業として雇用の創出と人材の育成を推進し、秋田から世界へと発信できる技術力を提供していく。
<新会社の概要>
会社名:株式会社ジェイテクトIT開発センター秋田
所在地:秋田県 秋田市中通4丁目
設 立:2017年11月
資本金:5,000万円
出資比率:株式会社ジェイテクト100%
投資額:4,000万円
社員数:約10人 (開始時点)
建屋面積:約300m²
事業内容:電動パワーステアリングシステムおよび駆動系部品のソフトウェア開発
<Aターンプロジェクト> 首都圏など県外就業者に対して、内職情報の提供を行い秋田で促進する取組。秋田県が平成3年から開始している。