GKNドライブラインジャパン、愛知県常滑市りんくう町に名古屋工場を建設

■名古屋工場を移転、グローバルな生産拠点として中部臨空都市空港対岸部に新設

 GKNドライブラインジャパン(本社:栃木県栃木市)は8月3日、AWDおよびe-Drive製品を生産している名古屋事業所(名古屋市港区大江町2番地)を2018年度中にも現工場から約27kmに位置する常滑市りんくう町に新工場を建設することを決定した。新工場は2018年度に完成し、2019年度に移転完了予定

 同地域は、中部国際空港に隣接するグローバルなアクセス環境にあり、国内外から人・モノ・カネ・情報を呼び込む国際交流拠点の形成を目指して、国際展示場や新ターミナルビルなど新たな施設の建設が進んでおり、新工場は、世界主要都市を結ぶ、さらなるフレキシブルなグローバルビジネス拠点としての役割を担う。

<GKNドライブラインジャパン 名古屋新工場 概要>

 移転予定地:愛知県常滑市りんくう町1丁目25番1(中部臨空都市 空港対岸部)

 階数工場:地上2階建(工場部分1階建、オフィス部分2階建)

 新工場 生産品目:AWDおよびe-Drive製品など自動車駆動系システム

 完成予定:2018年度中

 移転完了:2019年度中

■GKNについて

 GKN plcは、世界有数のエンジニアリンググループ。グループは3部門(GKNエアロスペース、GKNドライブライン、GKNシンターメタルズ)で構成され、航空宇宙、自動車の分野で事業を展開している。30か国以上で事業を展開し、子当社と合弁当社を含めて58,000名以上の従業員を擁している。GKNはロンドン証券取引所(LSE: GKN)に上場しており、2016年度の年商は94億ポンド。

■GKNドライブラインについて

 GKNドライブラインは、自動車駆動系システムやソリューションの世界有数のサプライヤー。世界の主要自動車メーカーに製品を供給するグローバルサプライヤーとして、GKNドライブラインは、極めて低コストの小型車両から、複雑なドライビングダイナミクスが要求される最も高度な性能を誇る高級車両に至るまで、広範囲に及ぶ自動車駆動系技術の開発、生産および供給を行っている。GKNドライブラインは、CVJシステム、AWDシステム、トランスアクスルソリューションおよびeDriveシステムなどを提供する卓越したグローバルサプライヤー。23か国で事業を展開し、49拠点で約28,000名を雇用している。

■GKNドライブライン ジャパンについて

 GKN ドライブライン ジャパンは、GKN ドライブラインの研究開発および製造における重要な拠点。同社は、資本金 76 億 6300 万円、6拠点、従業員数 1,360名の会社で、栃木市に本社を構え、栃木と名古屋に製造拠点、大光寺にテクノロジーセンター、豊田と東京にオフィスがある。また、大光寺にあるプルービング グラウンドでは、多種多様な実車試験を実施している。GKNドライブライン栃木は1949年に設立、日本における広範囲な自動車駆動系システムやソリューション(CVJシステム、AWDシステム、トランスアクスルソリューション、eDriveシステム)を製造、顧客へ提供してる。977名の従業員が勤務している。GKNドライブライン名古屋は2001年に設立、主にAWDシステムの製品(PTU、FDU)を製造し、278名の従業員が勤務している。GKNドライブライン大光寺は1994年に設立、テクノロジーセンター(設計・実験部門)で95名の従業員が勤務している。

 GKNドライブライン豊田は、カスタマーサポートオフィスとして2014年、豊田市に設立、10名の従業員が勤務している。