牧野フライス製作所、4~6月受注は56.6%増の506億円

 牧野フライス製作所が7月31日に発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高は318億5,500万円(前年同期比3.0%増)、営業利益1億9,700万円(同80.6%減)、経常利益6億9,600万円(同69.1%増)、純利益3億1,400万円(同3.3%減)となった。受注は506億6,600万円(前年同期比56.6%増)となった。中国とアメリカで受注が増加したため。

<セグメントⅠ (「個別」及び国内連結子会社)>

 牧野フライス製作所の国内受注は、航空機向けの受注が減少したため、前年同期に比べ若干下回った。半導体製造装置をはじめ、部品加工向けの受注は増加している。第2四半期以降は、自動車のモデルチェンジに伴う金型向け受注の獲得に努める。

<セグメントⅡ ( MAKINO ASIA PTE LTD )>

 アジアは前年同期を大きく上回った。特に中国ではスマートフォン関連の受注がまとまったことに加え、自動車産業からの受注が増加した。第2四半期以降も、需要は好調に推移すると想定、引き続き前年同期を上回る受注を目指す。

<セグメントⅢ ( MAKINO INC. )>

 北米は前年同期に比べ、大幅増となった。航空機向け受注において、前年度からずれ込んだ大型案件及びその他複数の案件を受注した。部品加工向けでは、一部の自動車関連で能力増強の設備投資があった。第2四半期以降も、引き続き航空機、自動車向けを中心とした受注の獲得に努める。

<セグメントⅣ ( MAKINO Europe GmbH )>

 欧州は前年同期に比べ増加した。営業活動の見直しにより、イタリアを中心に部品加工向け受注が回復したことによるもの。第2四半期以降も販売活動の強化を継続し、安定した受注の獲得に努める。

 2018年3月期連結業績見通しは、売上高1,595億円(前回予想1,560億円)、営業利益105億円(同97億円)、経常利益82億円(同100億円)、親会社株主に帰属する当期純利益82億円(76億円)と修正した。

 

 牧野フライス製作所17年第1四半期データ

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