日立造船は8月1日、タイ現地法人「HITZ(THAILAND) CO.,LTD(バンコク)」を設立、同日から業務を開始すると発表した。
現在、東南アジア市場では、インフラ建設のプロジェクトが数多く計画されており、日立造船はごみ焼却発電プラント、水処理プラント、シールド掘進機、橋梁・水門などの製品において展開を図っている。同市場ではごみ焼却発電プラントが新しいエネルギー事業として認知されつつあり、日立造船はタイを初め、マレーシアやベトナムなど周辺国でごみ焼却発電プラントを受注・建設している。
日立造船は1994年にバンコク事務所を設立していたが、同市場でのビジネスを加速展開し、ブランド認知度の向上とごみ焼却発電プラントにおけるリーディングカンパニーとしての地位を確立するために同事務所を現地法人化した。これにより、更に現地に密着した機動的な活動が可能になる。
日立造船はこれまで、タイでは、アユタヤの洪水対策水門、ラマ9世橋、ラヨン県での化学プラント建設などの実績があり、今後もこれらの製品に加え、ごみ焼却発電プラント、水処理プラント、シールド掘進機などのインフラ設備でも受注・納入実績を積み重ねていくとともに、納入後のアフターサービス事業の強化も図っていく。
<新会社の概要>
会社名:HITZ(THAILAND) CO.,LTD
代表者:大久保 謙
所在地:19th Floor, Room 1911, BB Building, 54 Sukhumvit 21 (Asoke) Road,Klong Torey Nua, Wattana, Bangkok 10110, Thailand
連絡先:TEL:+66-2259-4831、FAX:+66-2259-4833
資本金:10百万バーツ
事業内容:東南アジア地域向け事業に関する支援業務