矢崎総業、セルビアで自動車用ワイヤーハーネス生産、30億超投資

■同国での製造拠点は矢崎グループとして初

 矢崎総業(本社:東京都港区)は7月12日、セルビア共和国に自動車用ワイヤーハーネスを製造する新会社を設立、7月4日より量産を開始したと発表した。

 新会社は矢崎セルビア有限会社(Yazaki Serbia d.o.o.)で、矢崎ワイヤリング・テクノロジー有限会社(Yazaki Wiring Technologies GmbH)の100%子会社。資本金は約1億2,000万円(1億2,000万セルビアン・ディナール)、投資額は約30億6,000万円(2,510万ユーロ)。

 矢崎セルビア有限会社では主に欧州のトラックメーカーの自動車用ワイヤーハーネスを製造し、7月より顧客への納品を開始予定、また9月には関係者を招いて開所式を実施予定。

 矢崎セルビア有限会社では2019年末までに1,700人を雇用する予定で、事業のさらなる強化を図る。

<矢崎セルビア有限会社の概要>
所在地:セルビア共和国 マチュヴァ郡 シャバツ市
登記日:2016年5月
代表者:Claus Patrick Nottbrock(ゼネラル・マネージャー)、Zeljko Cvijan(工場長)
従業員数:322名(2017年5月31日時点)
主な生産品目:自動車用ワイヤーハーネス
敷地面積:68,575㎡