丸紅は5月29日、アラブ首長国連邦アブダビ首長国・スワイハン太陽光発電プロジェクトに関し、丸紅が、JinkoSolar Holding Co., Ltd、(ジンコソーラー、JinkoSolar)とAbu Dhabi Water and Electricity Authority(アブダビ水電力省、ADWEA)と共同出資するSweihan PV Power Company社(出資比率は、丸紅20%、JinkoSolar20%、ADWEA60%)が同プロジェクトの建設コストに充当されるプロジェクトファイナンス契約を調印したと発表した。
同ファイナンスには、三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫、三菱東京UFJ信託銀行、三井住友銀行、等合計8行の銀行団が参加している。丸紅は、同ファイナンスの組成により、同プロジェクトにおける大きなマイルストーンの一つを達成したとしている。
同プロジェクトは、丸紅・JinkoSolar・ADWEAが、Sweihan PV Power Companyを通じて1,177MWの太陽光発電プラントを建設し、保守・運転を担い、発電された電力をAbu Dhabi Water and Electricity Company(アブダビ水電力会社、以下「ADWEC」)に25年間にわたり売電するもの。商業運転開始は2019年4月を予定している。
アラブ首長国連邦のみならず、多くの中近東の国々が化石燃料依存からの脱却及び電力の安定供給のため、再生可能エネルギー発電プラントの建設を計画している。丸紅は中東の電力安定供給に貢献するべく、火力発電造水事業に加え、再生可能エネルギー発電事業の拡大を図っていく。
<スワイハン太陽光発電プロジェクト概要>
出資比率:丸紅20%、JinkoSolar20%、ADWEA 60%
発電容量:1,177MW
運転開始:2019年4月(予定)
売電先:ADWEC
売電期間:25年間