旭硝子、インドネシアで建築用ガラスの生産能力増強/190億円投資

旭硝子(東京都千代田)は5月12日、インドネシア子会社のアサヒマス板硝子社(以下:AMG)がジャカルタ工場の製造設備をチカンペック工場に移設し、設備増強を行うと発表した。

投資額は190億円。フロート窯は40%、ミラー製造設備は30%増強し、建築用ガラス生産体制を強化する。量産開始は2019年第1四半期を予定している。

今回、ジャカルタ工場所在地が都市開発計画にて商業用地に変更されることへの対応に加え、インドネシアや東南アジア地域の成長を見据えて生産能力を増強し、高品質ガラスの生産性にも優れた設備とする。

同様に、ミラーを中心とした内装用ガラス製造設備の生産能力を増強することで、多様化する高機能ガラスのニーズに応える。

移設完了後、ジャカルタ工場での生産活動は全て終了し、同工場の土地は売却する予定。

<設備投資概要>

会社名:アサヒマス板硝子
所在地:インドネシア・西ジャワ州チカンペック
投資額:190億円
生産能力:フロートガラス 約21万トン/年(フロート窯は40%、ミラー製造設備は30%増強)
量産開始予定:2019年第1四半期