ホーコス、建築設備機器の新工場 生産能力 既存の3倍

工作機械大手のホーコス(広島県福山市)の全額出資子会社ホーコス・アスリード(同)は、建築設備の関連機器事業強化するため、約20億円を投じ福山市に新工場を建設する。現在同市内にある工場の老朽化が進んでおり、新工場で効率化を進める。2月中にも着工、2018年春の稼働を目指す。

 

新工場の敷地面積は約1万3,000㎡、建屋面積は約7,000㎡。生産能力は既存工場の3倍超になる見込み。生産するのはステンレス製厨房カバーや配管など外食店舗や食品工場などで主に使われる製品。東京五輪などを控え需要が見込めると判断した。

 

新工場の完成後、旧工場は閉鎖し、土地はスーパーや量販店などに貸し出す。設計や管理を担当する社員を本社からも派遣し、新工場に勤務する社員の数は65人程度になる見通し。

 

ホーコスは工作機械の大手だが、機器の受注は景況に左右されることも多く、比較的安定的な需要を見込める建築設備関連機器事業の拡充を進める。

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