・受注見通しは、5兆8,000億円から6兆円に修正
三菱重工業が11月5日に発表した2025年3月期(2024年度)第 2四半期(4〜9月)連結業績を発表した。
■2024年度第2四半期決算実績ハイライト
・受注高:33,835億円(前年同期比+2,464億円) エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステムの3セグメントが増加。前年同期に複数の大型案件を受注した防衛・宇宙は減少したが、エナジーではGTCC や航空エンジン、プラント・インフラでは製鉄機械が受注を伸ばした。
・売上収益:22,981億円(前年同期比+2,288億円) エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の3セグメントが前年同期比増収。 特に防衛・宇宙が、航空機・飛昇体を中心に売上収益を大きく伸ばした。
・事業利益:1,884億円(前年同期比+874億円) エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の3セグメントが前年同期比増益。 売上増・利益率改善、為替円安影響等が寄与し、事業利益は前年同期比87%増の 1,884億円となった。
・当期利益:1,071億円(前年同期比+151億円) 事業利益が大きく増加したことから、期末日レートが円高に振れ為替換算差損が生じた ものの、前年同期比17%増の1,071億円となった。
■2024年度の業績見通し
2024年度の業績は下記の前回予想を据え置いた。
売上収益4兆9,000億円(前年度比5.2%増)、事業利益3,500億円(同23.9%増)、税引前利益3,300億円(同4.7%増)、親会社の所有者に帰属す る当期利益2,300億円(同3.6%増)の見通し。
未確定外貨に係る円の対ドル、ユーロの為替レートの前提は、1ドル145円、1ユーロ155円)。