・コロナ後の調整を経て市場は安定局面へ、2025年は微増も中期的には緩やかな縮小見通し
オフハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research):2026年3月30日
建設機械市場調査会社のオフハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research)は、南米建設機械市場に関する年次レポート「South America Annual Review」を発表した。
同レポートによると、南米の建設機械市場は、新型コロナ後の需要急増に伴う反動減を経て、現在は相対的な安定局面に入っている。市場は2022年に約6万5,000台と過去最高を記録した後、調整局面に入り、その後は安定的に推移。2025年の販売台数は前年比1%増の5万3,889台と、ほぼ横ばいとなった。
市場規模を金額ベースで見ると、2025年は約76億ドルに達した。地域別ではブラジルが全体の69%(約52億ドル)を占め、圧倒的な存在感を示している。これにチリが10%で続き、アルゼンチンおよびペルーがそれぞれ約8%、コロンビアが5%となった。
今後の見通しについて同社は、南米市場は数年間にわたり緩やかな調整局面が続いた後、10年後半にかけて再び成長軌道に戻ると予測している。販売台数は2025年の5万3,895台から2028年には約4万9,507台まで減少し、その後2030年には5万1,783台まで回復すると見込む。2025年から2030年までの期間では、全体として約4%の縮小となる見通しで、ポストコロナ期の急拡大後、市場が正常化へ向かう動きを示している。
今回発表された年次レビューでは、国別・機種別の販売動向や生産、国際的な市場環境、2030年までの予測などを網羅的に分析している。南米市場で事業を展開する企業や新規参入を検討する企業にとって重要な意思決定ツールと位置付けられており、メーカー、ディーラー、レンタル会社、金融機関、輸入業者など幅広い関係者を対象としている。
同レポートは現在、オフハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research)を通じて購入可能としている。