・約1.9万パレット収容の高層自動倉庫を構築
ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年4月9日
ユングハインリッヒは4月9日、ドイツの防衛車両メーカーであるFFGフレンスブルガー・ファールツォイクバウ・ゲゼルシャフト(FFG Flensburger Fahrzeugbau Gesellschaft mbH)から、フレンスブルクにおける自動化中央倉庫の構築プロジェクトを受注したと発表した。新設される第3工場(Plant 3)の中核物流インフラとして、将来の生産体制強化を支える。
FFGは世界約1,400人の従業員を擁し、150年以上の歴史を持つ防衛技術分野の高機能企業。自社開発・生産に加え、車両近代化、MRO(保守・修理・オーバーホール)、グローバルサービスを手掛け、40カ国以上の顧客に製品・サービスを提供している。
今回のプロジェクトは、第3工場の戦略的開発の一環であり、同社の内製生産能力の長期的な拡大を目的とする。新工場では今後、WiSENT(WiSENT)、ACSV(ACSV)、TAHR(TAHR)などの車両プラットフォームの生産を予定しており、生産体制の再構築とさらなる成長基盤の確立を図る。
中核となるのは、サイロ型構造の4通路式パレット高層自動倉庫で、保管能力は19,152パレット。建屋面積は約2,220平方メートル、高さは約30メートルに達する。ユングハインリッヒの子会社であるミアス(MIAS)のシングルマスト式スタッカークレーン4基を導入し、パレットの入出庫を完全自動化する。処理能力は1時間当たり約110ダブルサイクルで、2交代制の高効率な生産供給に対応する。
供給範囲は、スタッカークレーンおよび制御システム(PLC:Programmable Logic Control)と可視化システム、パレット搬送設備一式(制御・可視化含む)、屋根・外壁を備えたサイロラックシステム、防火扉、さらに全体の物流を統合管理する倉庫制御システム(WCS:Warehouse Control System)など、エンドツーエンドのターンキーソリューションとなる。
FFGのロジスティクス責任者デトレフ・フォーゲル(Detlef Vogel)氏は、「ユングハインリッヒの設計による自動高層倉庫は、当社の物流に新たな基準を打ち立てるとともに、効率的なマテリアルハンドリングの強固な基盤を構築するものだ。技術力に優れた総合提案と綿密なプロジェクト設計、協働的なパートナーシップを高く評価した」とコメントした。
同システムの稼働開始は2027年第2四半期を予定している。
コメントを投稿するにはログインしてください。