オシュコシュ、AIによる廃棄物混入検知技術を発表

・収集時にリアルタイム検知、リサイクル効率向上と規制対応を支援

オシュコシュ(Oshkosh Corporation)2026年3月19日

オシュコシュは3月19日、廃棄物およびリサイクル収集時における異物混入をリアルタイムで検知する人工知能(AI)技術を発表した。グループ会社マクネイラス(McNeilus Truck and Manufacturing)が、廃棄物流分析を手掛けるリクソ(Lixo)と共同で開発したもので、北米市場におけるデータ駆動型かつ持続可能な廃棄物処理の高度化を狙う。

同システムは、AI、エッジコンピューティング、クラウド分析を組み合わせ、廃棄物収集時に投入される資材をリアルタイムで識別・分類する。ホッパーへの投入段階で異物を検知することで、収集事業者や自治体は混入管理を強化でき、埋立処分量の削減や環境規制への対応を支援する。コンピュータビジョンと機械学習により、プラスチック袋、庭木廃棄物、繊維製品、危険物など80種類以上の異物を高精度で識別可能としている。

オシュコシュのジェイ・アイエンガー(Jay Iyengar)副社長兼最高技術・戦略調達責任者は、「AIとコネクテッドデータはインフラ産業の運用を変革している。当社は重要インフラを支える車両や機器にこれら技術を組み込み、地域社会における効率性と持続可能性の向上に貢献する」と述べた。

本技術は、パリに本拠を置くリクソ(Lixo)との協業により開発された。マクネイラスの長年にわたる収集車両開発の知見と、リクソの高度なAI解析技術を融合し、実運用で実証された技術をベースにしたソリューションとして提供する。

マクネイラスのリー・ドレアス(Lee Dreas)社長は、「異物混入検知は廃棄物収集の次の進化段階だ。リアルタイムで廃棄物流の可視化を可能にし、事業者の規制対応、自治体のリサイクル性能向上、さらには双方の効率的かつ持続可能な運用を支援する」とコメントした。

同技術は、新型マクネイラス車両への工場装着オプションとして提供されるほか、既存車両向けの後付けキットとしても導入可能。さらに、同社のテレマティクス基盤クリアスカイ(ClearSky™ Intelligence)と連携することで、車両運行データと併せて異物混入データの可視化が可能となる。

オシュコシュは、持続可能性とデータ活用ニーズが高まる市場において、重要インフラを支える車両・技術の高度化を進めていく方針としている。

【企業概要】
■オシュコシュ(Oshkosh Corporation)
米ウィスコンシン州に本社を置く特殊車両・機器メーカー。世界150カ国以上で事業を展開し、JLG(JLG)、ピアース(Pierce)、マクネイラス(McNeilus)などのブランドを展開。

■マクネイラス(McNeilus Truck and Manufacturing)
廃棄物・リサイクル収集車両の大手メーカー。前方積込式、後方積込式、側方積込式の各種車両や電動モデルを展開し、部品供給やサービス網も北米で強化している。

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