オフハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research):2026年4月7日
オフハイウェイ・リサーチは4月7日、インド建設機械市場に関する年次レポート「インディアン・アニュアル・レビュー(Indian Annual Review)」を公表した。市場は2025年に減速したものの、中長期的には成長基調が続く見通しを示した。
同社によると、インドの建設機械市場は過去の傾向から5~7年周期でピークを更新する傾向がある。新型コロナウイルスの影響を克服した2021年は販売台数が前年比12%増と回復したが、2022年は1%増にとどまった。
その後、2023年には前年比26%増の10万5,007台と初めて10万台を突破。2024年にはさらに9%増の11万4,330台でピークに達した。しかし2025年は反動により6%減の10万6,933台となった。
2024年の成長要因としては、2025年1月に導入された新排出ガス規制「CEVステージV(CEV Stage-V)」および安全基準への対応が挙げられる。メーカーが価格上昇を回避するため在庫を積み増したことに加え、非OEMによる輸出増加、建設・鉱山・インフラ分野の堅調な需要が市場を押し上げた。
また、規制前に生産された在庫機は2025年6月まで販売が認められていたほか、一部顧客が規制強化前に購入を前倒ししたことも市場拡大に寄与した。こうした「駆け込み需要」とメーカーの販売促進が、2025年の需要減少につながったと分析している。
今後の見通しについて同社は、インド市場は再び緩やかな成長軌道に戻ると予測。2026年は前年比5%増の11万2,210台、2027年は同4%増の11万6,285台、2028年は同5%増の12万2,610台と拡大を見込む。一方で2029年は6%減の11万4,785台と一時的な調整局面を迎えるものの、2030年には8%増の12万4,460台と再びピークを更新するとしている。
同レポートでは、機種別販売動向や生産動向、国際比較、2030年までの市場予測などを詳細に分析しており、インド市場で事業展開する企業や参入を検討する企業にとって重要な意思決定資料となる。メーカー、販売代理店、レンタル会社、金融機関、輸入業者など幅広い関係者を対象としている。
同レポートは現在、同社より購入可能。