JFEエンジニアリング、インド廃棄物発電事業に参入、現地企業と合弁

・2案件に出資しコンセッション事業展開

JFEエンジニアリングは4月10日、インドの廃棄物処理会社アントニー・ウェイスト・ハンドリング・セル(Antony Waste Handling Cell Limited)グループと共同で、同国の廃棄物発電事業に参入すると発表した。日本の建設・エンジニアリング企業として、インドの廃棄物発電事業への出資・参画は初となる。

同社は、アントニー・ララ・エンバイロ・ソリューションズ(Antony Lara Enviro Solutions Private Limited)が設立した事業会社2社にそれぞれ25%出資し、コンセッション方式で事業に参画する。対象は「カダパ・リニュー・エナジー(Kadapa Renew Energy Pvt. Ltd.)」および「クルヌール・リニュー・エナジー(Kurnool Renew Energy Pvt. Ltd.)」の2案件。

両社は、アンドラ・プラデーシュ州の地方自治体広域連合および州営公社スワッチ・アンドラ(Swachh Andhra Corporation)と、20年間の廃棄物処理コンセッション契約を締結した。これに基づき、2026年度に廃棄物発電プラント2基の設計・建設に着手し、2028年度の完成・運転開始を目指す。

各プラントは、一般廃棄物を日量最大1,000トン受け入れ、うち約750トンを焼却処理して発電に利用する。発電出力は15MWで、電力は州南部配電会社に売電される計画で、地域の電力安定供給と環境改善に寄与する。

設計・調達・建設(EPC )は、同社の100%子会社であるJFEエンジニアリング・インディア(JFE Engineering India Pvt. Ltd.)が担当する。同社グループにとって、インド国内での廃棄物発電プラントEPCは初案件となる。JFEエンジニアリング・インディアは2011年設立以降、国内外の廃棄物発電プロジェクトで培った技術力を背景に受注に至った。

JFEエンジニアリングは、アントニー社が有するインドにおける廃棄物管理の運営ノウハウと、自社のプラント建設・運転技術を組み合わせることで事業の確実な遂行を図る。海外の廃棄物発電事業としてはベトナムに続く展開となり、今後はインドを含む成長市場での事業拡大を進める方針だ。

同社は、現地デベロッパーとの協業を通じ、廃棄物発電分野における計画・建設・運営を一体で推進し、資源循環型社会の実現に貢献していく考え。

ニュースリリース