JLG、新型「600AJ+」ブームリフトを公開、60フィートクラスで生産性と整備性を向上

JLG(JLG Industries, Inc.):2026年4月2日

JLGは、60フィートクラスの次世代屈折式ブームリフト「600AJ+」を発表した。性能・生産性・整備性・汎用性を高めた新設計と、双方向通信に対応したフリート接続機能を備え、稼働率と収益性の最大化を支援する。

同社は、オシュコシュ(Oshkosh Corporation)傘下で高所作業車(MEWP)およびテレハンドラーの世界的メーカー。今回公開した「600AJ+」は、従来機の設計を刷新し、「+」の名称が示す通り、現場ニーズに対応した性能強化モデルとなる。

新機種は作業領域を拡張し、最大作業床高さ60フィート、水平リーチ38フィート、乗り越え高さ27フィート3インチを実現。複雑な作業現場でも高い到達性と機動性を確保する。

■次世代設計による操作性・安定性向上

ブーム構造を刷新し、安定性とスムーズな操作性を向上。後部アームスタックを廃したシングル機能タワーブーム設計により、揺れを低減し、昇降速度の向上を図った。

操作面では以下の4つのブーム制御モードを搭載予定で、効率的かつ高精度な作業を可能とする。
・ゴーホーム(Go-Home)
・ゴートゥハイト(Go-To-Height)
・プラナーモード(Planar Mode:垂直追従制御)
・クイックスティック(QuikStik®)

■フリート接続と整備性を強化

「600AJ+」には、クリアスカイ・スマートフリート(ClearSky Smart Fleet™)を搭載。業界初とされる双方向データ通信により、従来の一方向テレマティクスを進化させ、機械状態の監視、保守計画の効率化、生産性分析を可能にする。

また、稼働率向上を目的に整備性も改善した。主な改良点は以下の通り。
・ヒューズを一元配置した集中型ヒューズボックス
・異物や紫外線の影響を抑える保護型内部電源トラック
・エンジン前方に主要部品を配置したアクセス性向上設計
・部品管理を簡素化する双方向タイヤの共通化
・スイベル部および走行モーターの整備スペース拡大

■次世代ブームリフトの方向性を提示

同機は、建設機械見本市「コネクスポ・コンアグ(CONEXPO-CON-AGG 2026)」で披露された次世代ブームリフトの一環として公開された。レンタル会社や建設業者のニーズ変化に対応し、作業効率とオペレーター体験の向上を図る。

なお、仕様は開発段階の暫定値であり、量産時に変更される可能性がある。

■JLGの概要
JLG(JLG Industries, Inc.)は、高所作業機器の設計・製造・販売を手掛ける世界的企業。高所作業車ブランド「JLG®」やテレハンドラー「スカイトラック(SkyTrak®)」などを展開する。

■オシュコシュの概要
オシュコシュ(Oshkosh Corporation)は米ウィスコンシン州に本社を置き、特殊車両・機器を世界150カ国以上に供給。グループ全体で約1万8000人を擁する。

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