FUJI、SMT自動化ソリューションで「2026 NPI Awards」2部門受賞

・供給・段取り自動化で省人化と生産性向上に貢献

FUJIは4月8日、SMT(表面実装)製造における自動化ソリューション製品が、電子機器組立分野の新製品を表彰する「2026 NPI Awards」で2部門を受賞したと発表した。受賞製品は「スマートストレージ」と「ノズルサプライユニット」で、北米最大級の電子機器製造展示会「IPC APEX EXPO 2026」(米国・アナハイム)で表彰された。

同賞は、専門誌「サーキッツ・アセンブリー(CIRCUITS ASSEMBLY)」と非営利団体PCEA(Printed Circuit Engineering Association)が主催し、過去12カ月に発表された電子機器組立分野の優れた新製品を対象に、革新性や性能、操作性などを総合評価して選定する。

受賞した「スマートストレージ」は、外段取りエリアにおけるフィーダーの保管・仕分け・供給を自動化するユニット。生産スケジュールに基づき必要なフィーダーを自動収集し、AMR(自律搬送ロボット)で生産ラインへ搬送する。さらに、使用後に返却されたフィーダーは次工程の予定に応じて自動仕分けされる。これにより、従来オペレーターが担っていた探索や載せ替え作業を削減し、外段取りの効率化と作業負荷低減を実現するほか、SMTフロア全体の自動化を推進する。

一方、「ノズルサプライユニット」は、同社の電子部品実装ロボット「NXTR Aモデル」に対応し、ノズルの段取り替えを自動化する装置。従来は装置停止を伴う手動交換が必要だったが、同ユニットによりノズルの供給・回収を自動化し、生産を止めることなく運転継続が可能となる。生産計画やメンテナンス条件に応じた自動交換により、品質維持とライン停止時間の削減を両立し、稼働率向上と省人化に寄与する。なお、同ユニットはスマートストレージとの連携運用も可能で、準備工程から生産工程までの一貫自動化を実現する。

同社は、SMT業界における完全自動化工場の実現に向けた取り組みを加速しており、今後も「NXTR」シリーズを中心にスマートファクトリーソリューションの高度化を推進する方針。生産ラインのみならず準備工程を含めたフロア全体の自動化を進める。

また、今回受賞した両製品は、6月10日から東京ビッグサイトで開催される「第27回JISSO PROTEC 2026」に出展する予定で、実機展示を通じて自動化ソリューションの訴求を図る。

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