タクマは4月8日、岩手県の一関地区広域行政組合から、ごみ処理施設のDBO(設計・建設・運営)事業を受注したと発表した。エネルギー回収型焼却施設とマテリアルリサイクル施設を新設し、2030年8月から20年間の運営を担う。
本事業は、一関市および平泉町で構成される同組合が進めるごみ処理施設更新プロジェクトで、老朽化が進む既存の「一関清掃センター」「大東清掃センター」に代わる新施設を整備するもの。タクマを代表とする企業グループが設計・建設から長期運営までを一括受注した。
新施設では、高効率ごみ発電システムの導入により発電量の最大化を図るとともに、省エネルギー機器の採用によって消費電力を抑制。これにより施設運営に伴う温室効果ガス排出量の削減を実現する。また、リサイクル施設では有価物の選別・回収を強化するとともに、リチウムイオン電池混入による火災対策を徹底し、安全・安定運用を確保する。
施設デザイン面では、建屋の配置や配色に配慮し、周辺の自然環境と調和する外観とするほか、公害防止対策や最終処分量の削減にも取り組み、地域環境への負荷低減を図る。
タクマは国内で約380施設のごみ処理プラント受注実績を有し、燃焼・熱回収技術を強みに事業を展開している。今回のプロジェクトでもこれらの技術を活用し、環境負荷の低減と長期安定運営を両立する施設整備を進め、循環型社会の構築に貢献する方針だ。
■プロジェクト概要
事業名:一関地区広域行政組合エネルギー回収型一般廃棄物処理施設及びマテリアルリサイクル推進施設整備・運営事業
発注者:一関地区広域行政組合
受注者:タクマ(代表企業)ほか共同企業体
建設場所:岩手県一関市弥栄字一ノ沢地内
事業方式:DBO方式(設計・建設・運営)
契約金額:343.9億円(税別)
設計・建設期間:2026年3月~2030年7月
運営期間:2030年8月~2050年7月
施設概要:
・エネルギー回収型一般廃棄物処理施設:処理能力101t/日(50.5t/24h×2炉)、ストーカ式
・マテリアルリサイクル推進施設:処理能力13t/5h
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