HD建機(HD Construction Equipment):2026年3月27日
HD建機は3月27日、オーストラリア市場での販売が好調に推移していると発表した。韓国輸出入銀行(KEXIM:Export-Import Bank of Korea)の金融支援を背景に、新規市場開拓も加速している。
同社によると、2026年1~2月のオーストラリアにおける建設機械販売台数は前年同期比56%増となった。2025年の販売台数は439台だったが、現地需要の拡大と販売網の強化を背景に、2026年は約1,000台規模まで拡大する見通し。
オーストラリアは年間需要約2万5,000台を有するオセアニア最大の建機市場で、道路・鉄道・エネルギーなど政府主導のインフラ投資に加え、鉄鉱石やリチウムを中心とした資源開発需要が堅調に推移している成長市場と位置付けられている。
市場調査会社モルドール・インテリジェンス(Mordor Intelligence)によると、同国の建機市場規模は2026年の約36億ドル(約5.4兆ウォン)から、2031年には約45億ドル(約6.8兆ウォン)へと、年平均4.5%以上で拡大する見通し。
こうした市場環境を踏まえ、同社はオーストラリアを新市場戦略の重点地域に位置付け、事業資源を集中投入している。全体需要の約50%を占める小型機分野の取り込みに向けて販売代理店網を拡充するとともに、製品・サービスの現地最適化を推進。ミニショベルのラインアップ強化に加え、コンパクトトラックローダー(CTL)やブルドーザーを年内に投入し、製品ポートフォリオの拡充を図る。
また、韓国の政策金融機関である韓国輸出入銀行(KEXIM)が提供する金融支援プログラム「輸出活力ON(Export Vitality ON)」を活用し、資金供給や優遇金利などの支援を受けることで、新規市場参入と競争力強化を進めている。
同社関係者は、「ヒョンデ(Hyundai)とディベロン(DEVELON)の2ブランドの販売網と製品競争力を活用し、オーストラリア市場での取り組みを強化している。今後も韓国輸出入銀行や現地パートナーとの協業を通じて、K建機のグローバル展開を拡大していく」とコメントした。
さらに同社は、オーストラリア以外の新興市場でも事業拡大を進めている。2026年に入り、エチオピア向け120台、ベトナム向け71台、キルギス向け41台の供給契約を締結。直近ではモンゴルのプロジェクト向けに超大型油圧ショベルを含む鉱山機械60台以上を受注している。