ヤンマーホールディングス(大阪市北区)は4月7日、グループ会社のヤンマーエネルギーシステム(兵庫県尼崎市)が福岡県北九州市にデータセンター向け非常用発電システムの新工場を建設すると発表した。急拡大するデータセンター需要を背景に、供給体制の強化を図る。
新工場は、製造子会社であるヤンマーエネルギーシステム製造の中核拠点として整備するもので、2028年内の操業開始を予定。工場用地の取得に伴い、同日付で北九州市と立地協定を締結した。
同社は、AIやDXの進展に伴いデータセンター向けのBCP(事業継続計画)需要が急増していることを受け、2025年10月に大容量非常用発電システム「GY175シリーズ」を投入。既存の2,000kVAクラスに加え、2026年度以降に3,000kVAクラス、2028年度以降に4,000kVAクラスへとラインアップを拡充する計画。新工場を軸に、データセンターのほか工場やビル、病院など大規模施設向けの供給能力を高める。
さらに将来的には、非常用発電システムに加え、カーボンニュートラルに資するエネルギー機器の生産も視野に入れ、エネルギーシステム製造の中核拠点としての機能強化を図る。
北九州市は、陸・海・空の物流インフラやサプライヤー集積に加え、再生可能エネルギー関連産業の拠点形成が進んでいる点を評価。福岡・岡山・兵庫にある同社グループの既存製造拠点との連携のしやすさも踏まえ、立地を決定した。
■プロジェクト概要
工場名:北九州工場(仮称)
所在地:福岡県北九州市若松区向洋町
敷地面積:62,000㎡
操業開始:2028年予定
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