中国フォークリフト大手の安徽合力、2025年売上は11.4%増の198億1,900万元(約4,558億円)

中国の大手フォークリフトメーカー、安徽合力股份有限公司(ANHUI HELI.,CO.LTD、本社:安徽省合肥市)が3月31日に発表した2025年(1~12月)業績によると、売上高は11.4%増の198億1,900万元(約4,558億円)、営業利益は同4.1%減の17億元(約391億円)、株主に帰属する当期純利益は同8.4%減の12億2,500万元(約282億円)となった。(1元:約23円換算)
以下、安徽合力股份有限公司の2025年度報告より抜粋。

安徽合力2025年データ

■楊安国会長メッセージ(要旨)

楊安国会長は、株主、顧客、パートナーおよび社会各界の関係者に対し、長年の支援への謝意を表明した上で、2025年を新たな技術革命と産業変革の重要な機会期と位置付けた。同社は中国政府の方針のもと、「新産業・新業態・新モデル」に注力し、イノベーションと改革を通じて経営の質的向上と効率改善を推進したと総括した。

また、2025年は「第14次五カ年計画」の最終年に当たり、同社は世界一流企業を目標に掲げ、グローバルな産業チェーンとイノベーションチェーンへの統合を加速。5年間で主要目標を達成し、中国フォークリフト業界におけるリーディング企業としての地位を維持したとした。

業績面では、2025年の主力製品販売台数は39万4,500台と、「第13次五カ年計画」末比で78.76%増加。売上高は198億1,900万元、純利益は12億2,500万元となり、それぞれ54.87%増、67.30%増と大幅に拡大した。総資産は198億5,800万元、純資産は108億3,500万元と、それぞれ約2倍規模に成長した。

技術開発では、国家級技術センターや工業デザインセンターを軸に研究開発を強化。国家重点プロジェクト4件、省・部級プロジェクト15件を含む200件以上の研究に取り組み、重要技術の国産化を推進した。G2シリーズのリチウム電池専用車やH4シリーズ電動フォークリフトなどを市場投入したほか、最大積載55トンのリチウム電池式フォークリフトや70トン級超大型機を開発し、重機分野の技術空白を埋めた。特許は累計4,000件超(うち発明特許613件)に達している。

市場展開では、中国国内で28の省級販売会社と700超のサービス拠点を整備。海外では「1+N+X」戦略のもと、中東、欧亜、大洋州、南米などに拠点を設立し、欧州本社や海外研究開発センターも稼働させた。海外工場の建設も進め、「グローバル開発+現地生産+地域サービス」の体制を構築。2025年の海外売上は80億元超と、全体の4割以上を占め、30以上の国・地域でシェア首位を維持した。

製品戦略では、内燃機関から電動化、鉛電池からリチウム電池への転換を加速し、水素エネルギー分野にも進出。電動車の販売比率は「第13次五カ年計画」末比で32ポイント上昇した。加えて、部品、インテリジェント物流、アフターマーケット事業も拡大し、物流機器は8カテゴリー・22品種・100機種以上にラインアップを拡充。華為(ファーウェイ、Huawei)などとの連携により、スマート物流や搬送ロボット分野の開発も進めている。

経営面では、持続可能性戦略「BOOST」を策定し、ESG経営を強化。国有企業改革の深化や資産再編を通じてガバナンスを改善し、企業価値向上に取り組んだ。こうした取り組みにより、中国上場企業の価値ランキングで上位に選出されるなど、ブランド力も向上している。

今後については、「スマート化・グリーン化・融合化」を軸に、フォークリフトと物流システムの「二本柱」を強化し、技術革新を原動力に新たな成長分野を育成。製品輸出からブランド・標準の海外展開へと発展させ、世界一流の産業車両およびスマート物流システムインテグレーターを目指す方針を示した。

ニュースリリース

安徽合力2025年報告(上海証券取引所コード:600761)