不二越が4月6日に発表した2026年11月期第1四半期(2025年12月〜26年2月)の売上高は、欧米・中国を中心に建設機械向け需要が持ち直したことなど、総じて緩やかに回復したことに加え、米州の産業機械分野で需要が増加した一方、国内および中国の自動車分野で需要が減少した結果、602億700万円(前年同期比6.2%増)、このうち、国内売上高は287億3,300万円(同1.7%増)、海外売上高は314億7,300万円(同10.6%増)となった。
利益面は、構造改革による固定費の削減、原材料価格上昇分の販売価格への転嫁、生産ラインの自動化・合理化、調達コストダウンにとり組んだ結果、営業利益は27億2,500万円(同26.9%増)、経常利益は21億3,700万円(同45.8%増)となった。一方で、資産効率の適正化を推し進め、構造改革費用として1億6,400万円を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億2,100万円(同21.7%減)となった。
■セグメントの業績
機械工具事業では、国内で工作機械の需要が減少したが、米州やアセアンで工具の需要が増加し、売上高は185億9,700万円(前年同期比3.0%増)となった。一方、営業利益は工作機械の需要減少に加え、原材料価格の上昇により、7億6,400万円(同6.8%減)となった。
部品事業では、国内および中国でカーバイドコリクスの需要が減少したが、欧米・中国の建設機械向け油圧機器やアセアンの市販向けベアリングの需要が回復した結果、売上高は374億7,000万円(同6.8%増)となり、営業利益は構造改革の効果を取り込み、15億6,500万円(同32.6%増)となった。
その他の事業では、国内および中国で特殊鋼が増加し、売上高は41億3,900万円(同16.4%増)となり、営業利益は3億4,600万円(同142.1%増)となった。
■ 今後の見通し
2026年11月期通期の連結業績予想については、2026年1月14日発表の予想数値(下記)を据え置いた。
2026年11月期の連結業績予想は、売上高2,430億円(前期比3.0%増)、営業利益 121億円(同23.8%増)、経常利益104億円(同24.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益64億円(同21.9%増) を見込んでいる。
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