クラース(CLAAS)、独バート・ザウルガウ工場で一般公開イベントを開催、来場者2万4,000人

・最新投資の成果を公開、物流センターや先進生産設備を披露

クラース(CLAAS)は3月25日、ドイツ・バート・ザウルガウ(Bad Saulgau)工場で3月22日に開催した一般公開イベントに、ドイツ、オーストリア、スイスから約2万4,000人が来場したと発表した。来場者は、同工場で進められてきたインフラ整備や大規模投資の成果を見学した。

同工場は130年の歴史を持つ飼料収穫機の生産拠点で、当初はバウツ(Bautz)ブランドとして操業し、1969年以降はクラースが事業を継承。「飼料収穫技術の中核拠点」として継続的に拡張・近代化が進められてきた。直近3年間では、「フォレージゴー!(ForageGO!)」プロジェクトのもとで5,000万ユーロ超を投資し、工場インフラや生産設備の刷新に加え、延床面積9,600平方メートルの新物流センターを整備した。

現在、同拠点では約900人が従事し、ディスコ(DISCO)ディスクモア、ボルト(VOLTO)テッダー、ライナー(LINER)スワッダーに加え、自走式フォレージハーベスタ「ジャガー(JAGUAR)」向けの作物搬送系や、オルビス(ORBIS)およびピックアップ(PICK UP)アタッチメントなどを開発・生産している。

一般公開では、2025年10月に稼働した新物流センターが注目を集めた。小型容器や欧州規格パレットに対応する自動倉庫を備えるほか、最大3台のトラックが同時に荷下ろし可能な入荷エリアや、大型塗装部品の保管スペースを整備。広いピッキングエリアでは無人搬送システム(AGV)が稼働し、来場者の関心を集めた。

工場内では、各種組立ラインや加工工程における最新の製造・塗装技術も公開。ジャガーのナイフドラム組立や、ディスコ用「マックスカット(MAX CUT)」モアビームの締結工程など、独自性の高い製造プロセスが紹介された。また、各工程の説明ブースや職業訓練に関する展示も設けられ、研修センターでは来場した若年層が実際の作業を体験する機会も提供された。

会場ではトラクター、ベーラー、飼料収穫機、ホイールローダー、テレスコピックハンドラー、自走式フォレージハーベスタなど最新製品群に加え、デジタルサービス「クラースコネクト(CLAAS connect)」も展示された。さらに、抽選会やフリーマーケットも開催され、売上は地域の社会プロジェクトに寄付された。会場ではバウツ時代のコレクター品や旧カタログ、部品リスト、鋳造製ボトルオープナーなども販売された。

大型テントでは飲食とともに音楽演奏などのエンターテインメントが提供され、クラース吹奏楽団も演奏を披露。子ども向け体験プログラムも充実し、大型トラクター「ゼリオン12テラトラック(XERION 12 TERRA TRAC)」の展示は来場者の人気を集めた。

同拠点のウリ・ニコル(Uli Nickol)工場長兼グリーンライン・マテリアルハンドリング担当上級副社長は、「来場者数は期待を大きく上回り、拠点への関心の高さに誇りを感じている。チームが一体となって来場者にとって魅力的なイベントを実現し、バート・ザウルガウの拠点と雇用の将来性を示すことができた」とコメントした。

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