アイダエンジニアリング、汎用プレスライン向け高速ロボット2機種を新発売

・プレス間ダイレクト搬送でラインタクト30〜60回/分を実現

・SAT-MとARBが自動化を加速

アイダエンジニアリングは4月6日、汎用プレスラインの生産性を最大限に高める「高速搬送ロボット SAT-M」および「高速多関節ロボット ARB」の販売開始を発表した。

両機種とも新開発の駆動機構と同期制御方式を採用し、Cフレームプレスとの高精度連動を実現。プレス間ダイレクト搬送(ピッチ1,800mm)において、ラインタクト30回/分(SAT-M)/60回/分(ARB)を達成した。中間ステージを必要としないライン構成により、高速化と省スペース化を同時に図れるのが最大の特長だ。

■SAT-Mはシンプル機構で安定高速搬送

SAT-Mは2自由度仕様(可搬質量8kg、リフトストローク最大300mm)。スコットラッセルリンク機構(送り)とクランクリンク機構(昇降)を組み合わせ、車体パネル成形用大型搬送装置の実績を活かしたシンプルな構造を採用した。高速動作時でも安定した搬送を実現し、異なるボルスター上面高さのプレスにも柔軟に対応。スリムな本体設計によりプレス前面の作業スペースを確保し、金型調整やメンテナンスの利便性を高めている。

■ARBは6自由度で多様なワークに対応

一方、ARB-M1はプレス加工ライン専用に最適化された6自由度多関節ロボット。可搬質量は50kg(汎用プレスライン適応時15kg)と余裕があり、ワーク姿勢を自由に制御できるため、多様な形状や複雑な搬送工程にも対応する。床置きに加え天吊り設置も選択可能で、レイアウトの自由度が高い。大型モデルのARB-L1も用意されている。

両機種ともオプションのオフラインシミュレーションソフトウェアを用意。事前に搬送モーションとプレス・ロボットの位相差を検証できるため、現地立ち上げ工数の大幅削減とスムーズな生産開始を支援する。

同社は「先進的な自動化ラインのご提案を通じて、さらなるモノづくりの省人化・高度化を実現し、お客様の課題解決に貢献してまいります」とコメント。両製品は2026年5月に開催される「金属プレス加工技術展名古屋 2026」に出展予定。

販売は2026年4月より開始される。

ニュースリリース