日機装は4月2日、中東情勢を背景に一部で報道されている透析用血液回路の供給懸念について、現時点では生産・供給に支障は生じておらず、通常どおりの供給体制を維持していると発表した。
■調達手配を前倒し、安定供給を継続
同社によれば、現在の供給状況に問題はないものの、先行きの不透明感に備え、安定供給継続に向けた追加の調達手配を進めているという。透析関連消耗品は患者の生命維持に直結する医療機材であり、医療機関からの安定調達ニーズは極めて高い。
■価格動向は「注視中」、具体的決定は未定
一方、原油や天然ガスの価格動向によっては、将来的に製品価格へ影響が及ぶ可能性にも言及。ただし「現時点で具体的に決定している事項はない」としており、状況を見極める姿勢を示した。
供給や納期に影響が見込まれる場合には、速やかに情報を公開するとしている。
■医療機関向けには既に個別案内
医療機関向けには、同社の医療従事者向け情報サイトにおいて3月30日付で「中東情勢に伴う透析関連ディスポーザブル製品供給に関するご案内」をすでに掲載している。
日機装は産業用特殊ポンプ・システム、医療機器、航空機部品等の製造・販売を手がけ、1953年創業。透析医療分野では国内外で広く製品を供給している。