・エネルギー転換案件で欧州展開拡大
日機装は4月3日、連結子会社グループのクリーンエナジー&インダストリアルガスグループ(Clean Energy & Industrial Gases、CE&IGグループ)が、ドイツ・シュターデで建設中の同国初の陸上式LNG受入ターミナル向けに、サブマージドモータポンプ約30台を供給する大型契約を獲得したと発表した。
供給先は、ハンザティック・エナジー・ハブ(Hanseatic Energy Hub)が進める同プロジェクトで、CE&IGグループは主幹EPCコントラクターであるテクニカス・レウニダス(Tecnicas Reunidas)から、低圧ポンプ20台と高圧ポンプ9台を受注した。納入は2026年を予定している。
同ターミナルは2029年の稼働開始を計画しており、欧州最大規模となる24万立方メートルのLNGタンク2基を備える。総出力能力は21.7GWh/hで、約2,000万世帯分の電力に相当する供給能力を持つ見通し。第1期フェーズではLNG、バイオLNG、合成天然ガス(SNG)に対応したインフラを整備し、将来的には水素キャリアとしてのアンモニア取り扱いも視野に入れ、水素エネルギーへの移行を支える拠点として位置付けられている。
CE&IGグループ EMA地域担当バイスプレジデントのオーレ・スカトカ=イェンセン(Ole Skatka-Jensen)氏は、「同プロジェクトはドイツのエネルギーの将来にとって極めて重要であり、LNGやグリーンガス供給に加え、水素エコノミーへの準備という点でも意義が大きい。当社はLNGに加え、水素・アンモニア分野でも豊富な実績を有しており、欧州の低炭素燃料への移行に貢献していく」とコメントした。
CE&IGグループは極低温機器・ソリューションのグローバルサプライヤーで、20カ国以上に拠点を展開し、約1,800人の従業員を擁する。今回の受注は、欧州におけるエネルギー転換関連プロジェクトへの関与拡大を示す案件となる。
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