三井E&Sは4月2日、ドローンによる設備点検データの管理・評価を一体化し、点検プロセス全体をデジタルでつなぐ統合ソリューション「ドローンスナップクラウド」の提供を4月1日から開始したと発表した。点検業務の“人手依存”の解消と効率化、安全性向上を狙う。
同サービスは、同社のドローン自動飛行ルート作成アプリ「ドローンスナップ」と連携し、点検現場における「撮影・確認・評価」の一連のプロセスを統合。撮影から分析、レポート作成までを一体化することで、点検業務の大幅な効率化を実現する。
「ドローンスナップクラウド」は、ドローンで取得した撮影データをクラウド上で一元管理し、設備位置と紐づけて3D空間上に自動配置する機能を備える。これにより、同一箇所の経年比較や点検結果の自動レポート生成、関係者間でのデータ共有が容易となる。導入により、点検作業時間の短縮や省力化、高所・危険箇所での作業負荷低減に加え、点検品質の標準化や属人性の排除、設備保全の高度化につながるとしている。
活用シーンとしては、高所設備や足場設置を要する現場での安全性向上、タンクや大型構造物の広範囲点検、コンベアなど長距離設備の巡回点検の効率化、複数拠点にまたがる設備データの一元管理などを想定する。
あわせて、ドローン自動飛行ルート作成アプリ「ドローンスナップ」はVer.1.0.6へ更新。操作性の改善と設定手順の簡略化により、ルート作成に要する時間と手間を大幅に削減した。クラウドサービスとの併用により、現場準備からデータ取得、評価までの一連のプロセス効率化を図る。
さらに、両サービスに関する情報を集約した専用ウェブサイトも開設。ユーザーが自ら操作性を体験できる「お試しルート作成」機能を提供し、従来対面で実施していたデモンストレーションをオンラインで代替可能とした。
今後はAIによる画像診断機能の強化や各種設備データとの連携を進め、設備点検業務のさらなる高度化と効率化に貢献していく。