ソディックは4月3日、放電加工機用消耗品やケミカル製品について、中東情勢の緊張や原材料市況の変動を背景に、今後、納期や価格に影響が生じる可能性があると発表した。
同社によると、特にイラン情勢の影響による紅海・ペルシャ湾周辺の航路不安定化が顕在化しており、海上運賃の大幅な上昇や変動、航路変更・迂回による輸送日数の増加、高リスク海域通過に伴う保険料上昇など、物流面での不確実性が高まっている。加えて、原材料コストの上昇や変動、一部製品での供給制限やリードタイム延長の可能性も指摘している。
対象となるのは、「放電加工機用加工液」や各種ケミカル製品のほか、タングステン素材を使用した形彫り放電加工機用電極材、ワイヤ放電加工機用の通電コマやワイヤ電極線、細穴放電加工機用パイプ電極など。これらについては、中国における輸出規制に加え、燃料費や電力価格の上昇、副資材費、物流費、労務費の増加が重なり、価格および納期への影響が懸念されている。
現時点では、同社の在庫および調達状況により、納期・価格ともに大きな影響は顕在化しておらず、従来通りの対応を継続している。ただし、今後の市況や物流環境の変化次第では、注文数量の制限や納期・価格条件の見直しが行われる可能性があり、受注時ごとの確認が必要になるとしている。
同社は、顧客に対し最新の納期・価格条件について都度確認するよう呼びかけるとともに、安定供給の維持に向け最大限取り組む姿勢を示している。問い合わせはCS事業部CSサポート部で受け付けている。