日本精工(NSK )、アドヴィックス向け新型回生協調ブレーキ用ボールねじを量産開始

・小型・軽量化と高信頼性を実現

日本精工(NSK )は4月2日、アドヴィックスの新型回生協調ブレーキシステム向けに新開発したボールねじについて、埼玉工場(埼玉県羽生市)で量産を開始したと発表した。電動化・自動運転の進展を背景に拡大する電動油圧ブレーキ分野での採用を見込む。

近年、自動運転技術の高度化に伴い、電動油圧ブレーキシステムの需要が世界的に拡大している。中でもボールねじ式は、正作動・逆作動の双方で応答性に優れることから、衝突被害軽減ブレーキとの親和性が高く、採用が広がっている。

今回開発したボールねじは、新材料の採用により高い信頼性を確保するとともに、同社が長年培ってきた軸受技術を応用。循環部の一体化やサポート軸受、周辺部品との機能統合を進めることで、ブレーキシステムの小型・軽量化に寄与する。

これらの改良により、製造段階での省エネルギー・省資源化に加え、車両搭載時の燃費・電費性能の向上にもつながり、カーボンニュートラルへの貢献が期待される。

今後について同社は、自動車の安全性・快適性に対するニーズの一層の高まりを見据え、電動ブレーキ技術の高度化に対応しながら、生産体制の拡充を進める方針としている。

日本精工(NSK )は1916年創業の軸受メーカーで、現在は約30カ国に拠点を展開。軸受分野で世界第3位の地位を持つほか、ボールねじや電動パワーステアリングでも高い競争力を有する。「MOTION & CONTROL」を掲げ、社会の安全性向上と環境負荷低減の両立を目指している。

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