・脱炭素オークション案件で初採用
川崎重工業は4月2日、JFEエンジニアリングから「東邦ガス ガスエンジン発電設備建設工事」向けに、発電容量10万kW級のガスエンジン発電設備を受注したと発表した。
本プロジェクトは、東邦ガスが2024年度長期脱炭素電源オークションのLNG専焼火力枠で落札した案件。川崎重工は、JFEエンジニアリングが受注した工事範囲のうち、ガスエンジン発電設備本体および付帯機器、特高設備の供給と据付工事を担当する。なお、同オークションにおいてガスエンジン発電設備が採用されるのは今回が初めてとしている。
設備は、発電出力7,500kWのカワサキグリーンガスエンジン「KG-18-V」を14基組み合わせた構成で、総発電容量は約10万kW級。調整力電源として活用され、2030年度までの運転開始を予定する。高効率(発電効率49.5%)と低環境負荷(NOx排出200ppm以下)を両立し、複数台運用による柔軟な出力制御と高い稼働率を実現する。
近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、需給バランスを調整する分散型電源の重要性が高まっている。ガスエンジンは高効率に加え、負荷追従性に優れることから調整力電源としての需要が拡大しており、今回の受注も同社の豊富な納入実績と技術力が評価されたものとみられる。
川崎重工は今後も、多様化する電源ニーズに対応した分散型発電システムの提案を強化し、脱炭素社会の実現に貢献する方針。
■プロジェクト概要
事業名:東邦ガス ガスエンジン発電設備建設工事
発注者:JFEエンジニアリング
最終需要家:東邦ガス
発電容量:約10万kW級
設備構成:ガスエンジン「KG-18-V」14基(7,500kW×14)
主機仕様:シリンダ径300mm/18気筒/720rpm
発電効率:49.5%
環境性能:NOx 200ppm以下(O2=0%換算)
用途:調整力電源
運転開始:2030年度予定
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