不二越は4月1日、富山事業所(富山市)の不二越ものづくりセンター「Kohki Hall」で2026年度入社式を開催し、新入社員89人が出席した。式には本間博夫相談役、中村成利社長ら経営陣も出席し、社長訓示が行われた。
中村社長は、日本の自動車産業について中国メーカーの台頭により成長の鈍化が見られるとの認識を示しつつも、「当社はスピードを緩めることなく、持続的な成長を目指す必要がある」と強調。そのうえで、企業成長の原動力としての「人材」の重要性を改めて示した。
新入社員に向けては、不二越を支える人材として備えるべき4つの心得を提示した。第一に「人間力」として、自らの意思と判断で主体的に行動し責任を果たす姿勢を求めた。第二に「挑戦力」では、困難や新たな分野に対して積極的に挑む意欲を強調。第三に「成長」については、変化を受け入れ、自発的な努力と学習を継続する姿勢の重要性を説いた。さらに第四として「共に働く仲間」を挙げ、相互に尊重し支え合いながら共に成長する組織づくりを求めた。
同社は、産業用ロボット、工具、ベアリング、油圧機器など幅広い事業を展開しており、グローバル競争の激化や市場環境の変化に対応するためには、人材の質の向上が不可欠としている。今回の訓示は、こうした環境下で持続的成長を実現するための人材育成方針を示したものといえる。
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