日立建機、新入社員に社長訓辞、「基本と正道」と「Kenkijinスピリット」を強調

・2027年に社名変更も

日立建機は4月1日、土浦工場で開催した2026年度入社式において、先崎正文執行役社長兼COOが新入社員に向けた訓辞を行い、企業理念の実践と変革期における役割について呼びかけた。

同社は「豊かな大地、豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します」とのビジョンのもと、建設機械・鉱山機械を通じて社会インフラを支えている。先崎社長は、中東をはじめとする地政学リスクの高まりなど不確実性の増す事業環境に言及しつつ、「当社の製品とサービスは世界の復興や発展に不可欠な存在」と強調。新入社員に対し、自らの仕事が社会基盤を支えていることを意識するよう求めた。

そのうえで、行動指針として2点を提示。第一に「基本と正道」を挙げ、確固たる基礎力と倫理観に基づく判断の重要性を指摘。「ビジョンに沿っているか、顧客や社会のためになっているか、コンプライアンスに適合しているかを常に自問し、正しい道を選択することが重要」と述べた。

第二に、全従業員共通の価値観である「Kenkijinスピリット」を紹介。「Challenge(挑戦)」「Customer(顧客志向)」「Communication(対話)」の3要素からなり、顧客ニーズに応える製品開発やソリューション提供、アフターサービスを通じて価値創出を図る姿勢を求めた。

また同社は現在、創業75年の節目における大きな転換期にあり、2027年4月1日付で社名を「ランドクロス」に変更し、新ブランド「LANDCROS」を導入する計画を明らかにしている。先崎社長は「これまで築いてきたブランド価値を継承しつつ、変革と進化を加速し次の100年につなげる」とし、新入社員に対して「LANDCROSの進化を担う存在となることを期待する」と述べた。

同社は油圧ショベルやホイールローダ、鉱山機械などを主力とし、部品・サービス、再生、レンタル、中古車を含むバリューチェーン事業の拡大を進めている。グローバルで約2万6000人の従業員を擁し、海外売上比率は8割を超えるなど、国際市場での事業展開を強化している。

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