日新電機、前橋製作所の計器用変成器工場を改修・増築、約36億円投資で生産体制強化

日新電機(京都市右京区)は3月31日、前橋製作所(群馬県前橋市)における計器用変成器工場の改修・増築を発表し、2026年3月30日に安全祈願祭を開催した。投資額は約36億円で、2027年7月の竣工を予定している。設備の老朽化対応に加え、安全性向上や生産環境の改善を図り、安定供給体制の強化につなげる。

同製作所は1963年の開設以来、60年以上にわたり受変電設備や計器用変成器を製造してきた。計器用変成器は、電力系統の電圧・電流を低電圧・小電流に変換し、計測・制御・保護機器に供給する重要機器で、油絶縁型およびガス絶縁型が国内外で広く採用されている。

今回の工事では、既存建屋の一部改修と増築を実施する。油入機器の集約による作業動線の短縮やレイアウト最適化を進めることで、作業効率の向上と安定した生産体制の構築を図る。また、製造現場の安全性と信頼性を一段と高め、品質の安定化と持続的な供給能力の強化を目指す。

同社グループは中長期計画「VISION2025」において、「モノづくり力の強化」「生産性向上」など事業基盤強化を推進しており、本件はその一環に位置付けられる。電力インフラを支える基幹製品の製造拠点として、国内外の需要に応えていく方針だ。

■プロジェクト概要
所在地:群馬県前橋市総社町総社2121
工事内容:既存建屋の改修および増築
着工予定:2026年4月
竣工予定:2027年7月
建物構造:鉄骨造・地上1階建て
延床面積:3,850㎡
投資額:約36億円

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