三井E&S、新入社員に社長訓示、変化対応力と挑戦姿勢を強調

三井E&Sは4月1日、2026年度の新入社員に向けて高橋岳之社長が挨拶を行い、変化の激しい時代における企業成長の鍵として「自ら考える姿勢」「仕事への誇り」「挑戦する意識」の重要性を強調した。

高橋社長は、社会人としての第一歩を踏み出す新入社員を歓迎したうえで、「企業は人によって成長する」と述べ、100年以上の歴史を持つ同社グループが毎年新たな人材を迎えることで発展してきた点を強調した。

同社は1917年創業。造船を祖業とし、現在は大型船舶向け舶用エンジンや港湾クレーンなどを中心に、海上物流や社会インフラを支える事業を展開している。近年は脱炭素化やデジタル化を軸に事業構造の転換を進めている。

社名を「三井造船」から「三井E&S」へ変更した背景については、「変化に適応し進化し続ける企業であるという決意の表れ」と説明。E&Sには「Engineering & Services for Evolution & Sustainability」の意味を込め、エンジニアリングとサービスを通じて社会の持続可能性に貢献する方針を示した。

また、「最も強いものではなく、最も変化に対応したものが生き残る」とのダーウィンの言葉を引用し、企業においても環境変化への適応力が不可欠と指摘。脱炭素社会の実現や人口減少といった社会課題に対し、グリーンとデジタルを軸に取り組む姿勢を示した。

そのうえで新入社員に向けて、仕事に取り組むうえでの要点として次の3点を挙げた。第一に「自ら考える姿勢」。指示待ちではなく、「なぜ行うのか」「より良い方法はないか」を常に問い続ける重要性を説いた。第二に「仕事への誇り」。自身の経験として港湾クレーン事業に携わり、世界の物流を支える実感が大きな原動力となったと述べ、自身の仕事が社会で果たす役割を理解することの重要性を強調した。第三に「挑戦する姿勢」。困難に直面した際こそ成長の機会であり、前例にとらわれない行動が企業の新たな価値創出につながるとした。

さらに「技術は人の役に立ってこそ価値がある」と述べ、同社の技術が社会課題解決や生活の質向上に貢献する点を強調。最後に、社会人生活は長期戦であるとして心身の健康の重要性にも言及し、同期とのつながりを大切にしながら成長することに期待を示した。

ニュースリリース