コベルコ建機、2026年度入社式を実施、37名が入社―建設ソリューション企業への進化を強調

コベルコ建機は4月1日、広島市内の広島ガーデンパレスホテルで2026年度の入社式を開催し、新たに37名の新入社員を迎えた。

本年度の入社者は総勢37名で、内訳は総合職25名(事務系4名、技術系21名)、技能職11名、事務職1名。前年の44名からは減少したものの、近年は21年度65名、22年度28名、23年度32名、24年度40名、25年度44名と推移しており、一定規模の採用を継続している。

式典で山本明社長は、新入社員に対し「コベルコ建機グループの未来を担う人材として歓迎する」と述べたうえで、同社の事業変革の方向性を説明した。同社は従来の建設機械メーカーから、「モノづくり」「コトづくり」「ストックビジネス」を柱とする“建設ソリューション企業”への進化を掲げている。

その具体例として、遠隔操作システム「K-DIVE®」やクレーン施工計画ソフト「K-D2 PLANNER®」の開発を挙げ、建設現場の人手不足や安全性向上といった課題解決に取り組んでいることを紹介。「K-DIVE®」は国内の解体工事などで実用化が進み、今後は海外展開も視野に入れる。また、電動化や水素技術の開発にも注力し、水素燃料電池ショベルの評価試験や低炭素水素モデルタウン実証など、GX(グリーントランスフォーメーション)への対応も進めている。

企業理念(フィロソフィー)については、2024年に再整理し、「YOU(あなた)」を起点とした価値創造を掲げた。顧客や社会、従業員などあらゆるステークホルダーに寄り添い、課題解決を図る姿勢を重視する。また、行動規範として「SIMPLE(本質を捉える)」「SPEED(迅速に価値提供)」「OPEN(多様性の尊重)」「CHALLENGE(変化への挑戦)」の4つのスピリットを提示した。

人材戦略では、ダイバーシティ推進にも言及。2024年に子育て支援で「プラチナくるみん」を取得し、2025年にはLGBTQ+に関する取り組みが外部評価を受けたほか、グループ会社で女性社長が誕生するなど、多様な人材が活躍できる環境整備を進めている。

一方、新入社員への期待としては、「ルール順守」「誠実さ」「コミュニケーション」の3点を強調。安全やコンプライアンスの徹底、失敗時の正直な対応、チームでの協働の重要性を説き、「仲間とともに新たな価値創出に挑戦してほしい」と呼びかけた。

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