メッツォ、南ペルー銅公社向け銅精製技術を受注

・ペルー・ティアマリア案件にSX-EW設備を供給、年産12万トン規模

メッツォ(Metso):2026年3月30日

メッツォは3月30日、世界有数の銅生産企業であるサザン・ペルー・コッパー(Southern Peru Copper Corporation)と、ペルー南部アレキパ州イサレイ県コカチャクラで計画されている「ティアマリアプロジェクト」向けに、銅の溶媒抽出・電解採取(SX-EW)技術を供給する大型契約を締結したと発表した。受注額は約1億ユーロで、2026年第1四半期のミネラルズ部門の受注として計上されている。

新設プラントでは、LMEグレードAの高純度銅カソードを年間12万トン生産する計画。メッツォの供給範囲は、VSF®溶媒抽出および電解採取プラントを中心に、デュアルメディアフィルター、ロボット式カソード剥離装置、酸ミスト回収システムなどを含む。これにより環境負荷の低減を図る。すでに基本設計は完了しており、現地アドバイザリーサービスや試運転、立ち上げ用スペアパーツの供給も含まれる。

エドゥアルド・ニロ南米プレジデント(Eduardo Nilo, President, South America)は「銅需要の拡大に対応する重要プロジェクトにおいて、ティアマリアチームとの協業を継続できることを歓迎する。経験豊富なチームと地域サービス網を通じて包括的な支援を提供する」と述べた。

■先進的な銅精製ソリューション
メッツォの溶媒抽出および電解採取技術は、銅カソード生産において一体化された効率的なプロセス構築を可能にする。VSF技術は実績ある持続可能技術を採用し、ライフサイクルコストの低減、高効率かつ高信頼性の操業を実現する。

同社は1990年代以降、世界の銅業界向けに30基以上の溶媒抽出プラントと20基以上の電解採取プラントを納入してきた実績を持つ。

メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精製分野における持続可能技術および統合ソリューションのグローバルリーダーで、顧客のエネルギー・水効率の向上、生産性の最大化、環境リスク低減に寄与している。フィンランド・エスポーに本社を置き、2025年末時点で約50カ国に約1万8,000人の従業員を擁し、売上高は約53億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。

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