日本精工(NSK)、脱炭素投資を加速、明治安田とグリーンローン契約を締結

日本精工(NSK)は3月30日、環境負荷低減に資する設備投資の推進に向け、明治安田生命保険との間でグリーンローン契約を締結したと発表した。

今回のグリーンローンは、明治安田が提供する「明治安田サステイナブルファイナンス」フレームワークに基づくもの。同フレームワークは、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)などが策定したグリーンローン原則(2025年)および環境省のガイドライン(2024年版)に適合している旨の第三者評価を取得しており、国際基準に沿ったサステナブルファイナンスとして位置付けられる。

調達資金は、太陽光発電設備の導入や空調の省エネ化など、CO₂排出削減に寄与する設備投資に充当する。これにより、同社は事業活動における環境負荷の最小化と、製品・サービスを通じた環境価値の最大化を図る。

日本精工は、カーボンニュートラルの実現を重要な経営課題と位置付けており、2035年度までにScope1およびScope2のCO₂排出量実質ゼロを目標に掲げる。加えて、Scope3を含めた製品ライフサイクル全体での排出削減にも取り組んでいる。

具体的には、トライボロジー技術を核に製造工程でのエネルギー効率向上や再生可能エネルギーの活用を進めるほか、小型・軽量化や低摩擦化を実現した環境配慮型製品の提供を強化している。

同社は1916年創業の軸受メーカーで、現在は世界約30カ国に拠点を展開。軸受分野で世界第3位の地位を占めるほか、ボールねじや電動パワーステアリングなどでも高い競争力を有する。今後もサステナブルファイナンスの活用を通じ、環境対応と事業成長の両立を図る方針。

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