カヤバ(KYB )、EVトラック対応の電動駆動式ミキサ車コンセプトを開発

・CO2排出ゼロと低騒音を実現

カヤバ(KYB )は3月30日、三菱ふそうトラック・バスの電気小型トラック「eCanter(2020年販売モデル)」に、開発中の電動化ミキサシステムを搭載した電動駆動式コンクリートミキサ車のコンセプトモデルを完成させたと発表した。EVトラックに対応したミキサ車としては国内初の取り組みとなる。

同コンセプトモデルは、従来のディーゼルミキサ車で必要とされていた動力取り出し装置(PTO)を廃し、EVトラックの高電圧バッテリーから直接電力供給を受けてドラムを駆動する構成を採用。これにより、車両の軽量化とともに、騒音の大幅低減を実現した。

電動化ミキサシステムは、電動モータ、インバータ、専用ECUによってドラムの回転を制御する仕組みで、走行から生コンクリートの投入、撹拌、排出までをフル電動で行う。これによりCO2排出ゼロを達成するほか、作業時の静粛性向上にも寄与する。

また、ドラム駆動部の電動化により油圧機器の使用量を削減し、従来機と比較して油量を約87%削減。メンテナンス負荷の低減や環境負荷の軽減にもつながる。

商用車の電動化が加速し、カーボンニュートラルへの対応が求められる中、同社はミキサ車のトップメーカーとして、今後も市場ニーズや社会課題に対応した製品開発を継続する方針を示している。

なお、同コンセプトモデルは5月14日から16日までパシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2026」に出展予定(ブース番号:F-03)。

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