タダノは3月27日、同社ホームページ上の「社長メッセージ」を更新、代表取締役社長・CEO の氏家俊明氏は2026年度の経営方針と重点施策を明らかにした。
■中期経営計画の最終年度、M&Aで事業基盤を拡充
タダノグループは現在、「中期経営計画(24-26)」の最終年度を迎えている。同計画の柱のひとつ「新たな領域への挑戦」として、過去2年間で計3件のM&Aを計画比前倒しで実施。製品ラインナップの拡充と事業基盤の強化を図った。
■欧州事業の再建が最優先課題
2026年度の最重点施策として氏家社長が筆頭に挙げるのが、欧州事業の再建。欧州における生産体制の再構築および一部機種の日本移管がすでに完了しており、今後はグループ総力を結集したコスト構造の抜本的改善を推進。欧州事業の早期黒字化とキャッシュフロー改善を目指す。
■車両搭載型クレーン・高所作業車の世界展開を加速
M&Aで拡充した製品ラインナップを活かし、車両搭載型クレーンおよび高所作業車の世界展開を本格加速させる方針も示した。あわせて、海洋分野や造船向け大型クレーンといった新たな成長領域への進出も本格化。共同開発・共同購買によるコスト競争力の強化も推進するとしている。
■ROIC経営の浸透と品質の均質化
グループ経営基盤の強化に向けては、世界中のどの製品においても一貫した「タダノ品質」の実現を追求するとともに、ROIC(投下資本利益率)経営を浸透させ、投資に対する確実なリターンを生み出す収益体質への変革を目指す。
氏家社長は「現状維持は最後の選択肢」との強い覚悟を示したうえで、「資本コストや株価を意識した経営」と「サステナビリティ課題への対応」を両立させることで、全てのステークホルダーの期待に応え、企業価値を最大化する考えを表明。「世界に、そして未来に誇れる企業」の実現を目指すとした。
詳細は、ニュースリリース
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