昭和パックス(東京都新宿区)は3月25日、同日開催の取締役会において、埼玉県北本市に所在する「東京工場」の建替えに着手することを決議したと発表した。築60年が経過し老朽化が顕著となっている現施設の刷新を通じ、事業継続性の強化と収益拡大を目指す方針。
■建替えの背景と狙い
同社東京工場は、長年の運用により施設の老朽化が課題となっていた。今回の建替えでは、現代の社会要求に適合した労働環境および生産環境を整備することで、優秀な人材の確保と生産性の向上を同時に図る。また、未開拓分野への拡販による収益基盤の底上げを狙い、長期的な利益増大と災害等への耐性を高める事業継続性(BCP)の強化を実現する構え。
■施工計画と運用の継続性
本プロジェクトは、既存敷地内でのスクラップ・アンド・ビルドを段階的に繰り返す手法を採用する。これにより、工事期間中も生産活動を停止させることなく、供給体制への支障を最小限に抑える計画である。施工業者については各工区単位での契約締結を予定しており、正式決定次第、順次公表される見通し。
■投資規模と資金計画
総投資額は約78億円を見込む。内訳は自己資金から38億円、外部借入金から40億円を充当する計画となっている。なお、この投資額には設計費や建設費のほか、生産設備、既存建物の撤去費用等が含まれるが、今後の物価情勢や設計変更により変動する可能性があるとしている。
■東京工場建替え計画の概要
・所在地:埼玉県北本市宮内4-180(現住所)
・用途:工場、倉庫、事務所
・敷地面積:37,319.74㎡
・着工時期:2026年8月(予定)
・竣工時期:2031年6月(予定)
・投資予定額:約78億円
・資金調達方法:自己資金(38億円)、借入金(40億円)