・展示機種を大幅拡充し欧州展開を加速
ブラザー工業は3月26日、ドイツ子会社のブラザー・インターナショナル・インダストリーマシーネン(Brother Internationale Industriemaschinen GmbH)が、ヘッセン州バート・ホンブルク市に工作機械のテクノロジーセンター「ブラザーテクノロジーセンター フランクフルト」を拡張移転したと発表した。ショールーム面積は従来比約2.5倍に拡大し、主力のSPEEDIO(スピーディオ)シリーズのほぼ全ラインアップを展示可能とした。
同施設は、マーケティングやテクニカルサポートに加え、工作機械の展示・加工実演、セミナー開催、テスト加工、アフターサービスまでを担う欧州の中核拠点となる。延べ床面積は1,700㎡で、このうちショールームは720㎡を占める。海外のテクノロジーセンターとしては上海に次ぐ規模となる。
欧州市場は中国に次ぐ規模を持つ工作機械市場であり、EVをはじめとする自動車産業に加え、航空機や医療機器分野でも需要が拡大している。特に西欧では多品種少量生産への対応力が重視されており、高効率かつ柔軟な加工が可能なマシニングセンタの需要が高まっている。
ブラザーは2022年度以降、SPEEDIOの新シリーズ開発を進め、現在は大型部品加工や複雑加工、多品種少量生産に対応する8シリーズ12機種を展開している。中期戦略「CS B2027」では、欧州および東南アジアを重点地域に位置付け、販売・サービス体制の強化を進めている。
今回の拠点では、「S500Xd2-5AX」「S700Xd2-5AX/100T」「W1000Xd2」「R650Xd1 40tools」「U500Xd2-5AX/100T」「M200Xd1-5AX」「M300Xd1-5AX」「HU550Xd1-5AX」「デバリングセンターDG-1」の計9機種を展示。顧客によるワーク持ち込みのテスト加工にも対応する。
今後は展示機種のさらなる拡充に加え、実機による加工実演やセミナーの開催を通じて、生産性や環境性能の訴求を強化する。また、サービスサポート体制の拡充により導入後の安心運用を支援し、欧州での事業拡大を図る方針。
■ブラザーテクノロジーセンター フランクフルト 概要
所在地:Steinmühlstraße 12D, 61352 Bad Homburg vor der Höhe
用途:マーケティング、テクニカルサポート、展示・加工実演、セミナー、テスト加工、サービス支援
延べ床面積:1,700㎡(ショールーム720㎡)
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