アクティオ、グリッパー・4頭タンパー一体型アタッチメント「G4-Ⅲ」のレンタル開始

・鉄道保線の枕木交換作業を革新

総合建設機械レンタルのアクティオ(東京都中央区)は3月26日、鉄道軌道保守作業向けの新型アタッチメント「G4-Ⅲ」のレンタルを開始すると発表した。同製品は、従来2台のバックホーに分けて装着していたグリッパーと4頭タンパーの両機能を1台に集約したもので、株式会社交通建設(東京都新宿区)との協力のもと開発された。

■従来工法の課題を解消

鉄道の安全運行を支える軌道保守において、枕木交換は最重要作業のひとつだ。従来は、バックホー2台体制で一方にグリッパー、もう一方に4頭タンパーを装着して作業を行うのが一般的だった。しかしこの方式では、グリッパー装着機が稼働中は4頭タンパー装着機が待機を余儀なくされ、両作業の同時進行ができないという非効率さが長年の課題となっていた。
また、バックホー1台でアタッチメントを付け替えて対応する方法もあるが、油漏れリスク等の観点から軌道上でのアタッチメント交換を禁止している鉄道会社も存在し、その場合は一旦離線してからの交換作業が必要となる。限られた夜間作業時間の中で、いかに効率を高めるかが現場の切実な問題となっていた。

■約2分で機能切り替え、360度旋回機構も搭載

「G4-Ⅲ」はこれらの課題を一挙に解決する。グリッパーと4頭タンパーの切り替えは約2分で完了し、アタッチメントの付け替えが不要になることで作業中断時間を大幅に削減する。さらに360度旋回機構を備えているため、狭隘な軌道上でも向きを自由に変更可能だ。

分岐器(ポイント)における枕木交換では、本線側からタンパーの爪を2本に調整することで分岐側のバラスト突き固めにも対応できる。これにより、特に難易度の高い分岐部での作業効率も大きく向上する。なお、本製品は特許を取得済みだ(特許第7130207号)。

■主なスペック
グリッパーモード時の質量は655kg(本体585kg)、最大開口幅830mm。4頭タンパーモード時の質量は610kg(本体585kg)、最大開口幅530mm。本体は両モードで共通の585kgとなっている。

■「レンサルティング」で現場の生産性向上へ

アクティオは「レンタル」と「コンサルティング」を組み合わせた独自コンセプト「レンサルティング」を展開しており、単なる機械の貸し出しにとどまらず、専門的なノウハウによる現場支援を提供している。今回の「G4-Ⅲ」も、建設機械の高度化が進む中で現場が直面する生産性課題や人手不足の解消を見据えた製品として位置づけられる。

本製品に関する問い合わせは、アクティオ鉄道事業部(TEL:03-6666-2259)まで。​​​​​​​​​​​​​​​​

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