リンクベルト・エキスカベーター(LBX :Link-Belt Excavators):2026年3月19日
リンクベルト・エキスカベーター(Link-Belt Excavators)は3月19日、建設機械展示会「コネクスポ(ConExpo)2026」において、新型油圧ショベル「245 X4S」を発表した。後方小旋回設計を採用し、狭小空間での高い作業性とパワーを両立するモデルとして投入する。
同機は最大出力160馬力を発揮しながらコンパクトな車体を実現。都市インフラ工事、道路工事、ユーティリティ施工、解体作業など、限られたスペースで高い精度と生産性が求められる現場を主な用途とする。「機動性とパワーの両立」を重視した設計が特徴。
■精密施工を支えるスマート機能
245 X4Sは、デジタルレベル(Digital Level)、高さ・深さアラーム(Height and Depth Alarms)、積載量管理システム(Payload system)などの先進機能をオプション設定。さらに、マシンガイダンス導入を容易にする「プレシジョン・グレード対応(Precision Grade-ready)」仕様を採用し、IMUセンサーやガイダンスキットの後付け作業を簡素化することで、現場での導入時間短縮とダウンタイム低減を図る。
油圧システムには電子制御ポンプとスプールストロークコントロール(Spool Stroke Control:SSC)を組み合わせ、滑らかで応答性の高い操作性を実現。さらに油圧流量を任意に調整できるカスタマイズ機能により、アタッチメント使用時の操作性向上とアームのドリフト低減を可能にした。
■用途に応じた4つの作業モード
エンジンにはいすゞ製「AR-4HK1X」ファイナルTier4(Final Tier 4)を搭載。燃費性能と排出ガス低減を両立するとともに、ディーゼル微粒子フィルター(DPF)を不要とすることでメンテナンス性を向上している。
作業内容に応じて以下の4つのモードを選択可能。
・リフティング(Lifting):揚重作業向けに油圧と制御性を強化
・エコ(Eco):燃費効率を重視した一般掘削向け
・パワー(Power):重作業での高生産性を発揮
・スピード優先(Speed Priority):高速動作が求められる作業に対応
これにより、オペレーターは作業内容に応じて性能と燃費の最適バランスを選択でき、運用コストの低減にも寄与する。
■メンテナンス性と稼働率の向上
燃料フィルター交換周期は500時間と長寿命化し、尿素水(DEF)の消費量も軽油比2〜3%に抑制。給油・補給間隔の延長により稼働時間の最大化を図る。整備ポイントは地上からアクセス可能とし、日常点検の効率化とダウンタイム削減に貢献する。
■視認性と操作性を高めたキャブ設計
キャブ内には10インチの高精細アンチグレアLCDモニターを搭載し、作業機情報、システム警告、SCR再生状況、油圧設定などを表示可能。さらに、広角視認支援システム「ウェーブス(WAVES:Wide Angle Visual Enhancement System)」と連携し、機体周囲約230度の視界を確保することで、安全性と状況認識を向上させている。
コメントを投稿するにはログインしてください。