米キャタピラー、フォーテスキューとの自動運搬システム契約を延長、西豪州3鉱山で運用継続

キャタピラー(Caterpillar):2026年3月23日

キャタピラー(Caterpillar)は3月23日、フォーテスキュー(Fortescue)の運営会社であるチチェスター・メタルズ(Chichester Metals Ltd)およびFMGソロモン(FMG Solomon Pty Ltd)との間で、自律走行式運搬システム「キャット・マインスター・コマンド(Cat MineStar Command for hauling)」の供給・運用契約を更新したと発表した。対象は西オーストラリア州の3つの鉱山拠点。

本契約は、2012年にフォーテスキューが世界で初めて商業規模でキャタピラーの自動運搬システム(AHS)を導入して以降、10年以上にわたり展開してきた同技術の運用実績を基盤とするもの。フォーテスキューは大規模な自動運搬の導入で業界をリードしてきた。

今回の契約更新により、同社の一部鉱山においてキャット・マインスター・コマンドの継続利用が確保され、安全性、信頼性、運用効率のさらなる向上を支える。

フォーテスキュー・メタルズ・アンド・オペレーションズ(Fortescue Metals and Operations)のディノ・オトラント(Dino Otranto)CEOは「当社は10年以上にわたり大規模自動運搬の分野で業界をリードしてきた。本契約により、当社の操業における同システムの継続的な活用が可能となり、安全で信頼性の高い効率的な操業を支える」と述べた。

一方、キャタピラーの資源産業向け販売・サービス・技術担当シニアバイスプレジデント、マーク・キャメロン(Marc Cameron)氏は「フォーテスキューとの自律運搬トラックおよびシステムに関する取り組みは長年にわたるものだ。これまで築いてきたイノベーションを基盤に、先進技術の導入とリーダーシップをさらに発展させていく」とコメントした。

今回の契約延長は、フォーテスキューが掲げる2030年の「リアルゼロ(Real Zero)」目標とも整合し、安全性向上と操業効率化への取り組みを後押しする。

キャタピラーは建設機械、鉱山機械、産業用ガスタービン、ディーゼルエンジンなどを手掛ける世界最大級のメーカーで、2025年の売上高は676億ドル。フォーテスキューは2003年設立の鉄鉱石大手で、西豪州ピルバラ地域を中心に年間約2億トンの鉄鉱石を世界に供給している。

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