バルメット、スウェーデン・ポーランドで生産体制見直し

・最大355人に影響、年2,000万ユーロのコスト削減へ

バルメット(Valmet):2026年3月23日

バルメットは、スウェーデンおよびポーランドにおける製造体制の見直しを計画しており、スウェーデン・スンツバル(Sundsvall )拠点の製造機能閉鎖に関する協議を開始した。あわせて、同国ヨーテボリ(Gothenburg)拠点およびポーランド・イェレニャグラ(Jelenia Góra)拠点における事業運営の変更についても協議に入る。

今回の施策は、同社のバイオマテリアルソリューション&サービス部門の長期的な競争力強化と、グローバル生産ネットワークの効率化を目的とするもの。「リード・ザ・ウェイ(Lead the Way)」戦略に基づく取り組みの一環であり、不透明な世界経済が顧客の投資判断に影響を及ぼす中、市場環境への適応を図る。

対象人員は、スンツバルで最大170人、ヨーテボリで最大55人、イェレニャグラで最大130人とされる。

同社はグローバルサプライ部門(Global Supply)を通じて競争力強化を推進しており、調達・物流・生産最適化により2030年までに1億ユーロのコスト効率化を目標としている。今回のスウェーデンおよびポーランドでの施策は、その主要な生産拠点再編の一環に位置付けられる。

これにより、年間ベースで約2,000万ユーロ(約36.8億円、184円換算)の純コスト削減効果を見込んでおり、2027年初頭までにフル寄与する見通し。

今後、各拠点の変更やスンツバル工場の閉鎖については、現地の法令および慣行に基づき、従業員代表との協議を進める。同社は円滑な交渉を重視するとともに、影響を受ける従業員への支援を実施する方針。また、顧客への製品供給やプロジェクト遂行に支障が出ないよう対応するとしている。

バルメットは、プロセス産業向けの技術・サービスを提供するグローバル企業で、オートメーションおよびフロー制御分野を含むソリューションを展開。225年以上の産業経験と約1万8,500人の人材を擁し、世界約40カ国で事業を展開する。2025年の売上高は約52億ユーロ。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)に所在し、ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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